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元日本ミニマム級王者の小野心(37=ワタナベ)と2017年東日本フライ級新人王の薮ア賢人(23=セレス)が8日、後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテストボクシング」のメインイベント、フライ級8回戦で激突した。
サウスポー同士による一戦は、2ラウンドに薮アが左ストレートでダウンを奪うと終始攻め続けて判定勝ちした。
サウスポー同士による一戦は、2ラウンドに薮アが左ストレートでダウンを奪うと終始攻め続けて判定勝ちした。
元日本王者を撃破
囲み取材に応じた薮アは、試合が無事に行われたことに何度も感謝した。「強い小野選手と試合が決まったことにびっくりしたし、本当にうれしかった。何度か延期になったが気持ちを切らすことなく練習に打ち込んだ」と言うと、「連敗していたので何が何でも勝ちたかった。こうして勝てて自信につながった」と控えめに喜んだ。
一戦一戦勝っていく
薮アは小学校2年生でセレスジムに入門。第1回U-15全国大会を優勝し、高校時代にはアマチュアでキャリアを積んだ。2016年にデビューすると翌年には東日本新人王を獲得した。今回の勝利で日本ランキング入りが濃厚だが「試合ができることは当たり前だと思っていない。これからも感謝しながら一戦一戦勝っていきたい」と飛躍を誓った。
パンチ力はうちのジムで一番
薮アとコンビを組む小林昭司会長は「これまでは熱くなるところがあったが、7〜8ラウンドは練習でやってきたことが出せていた。同じ勝ちでも今日は内容が良かった」と愛弟子の勝利に納得の表情だった。
小林会長が「パンチ力だけはジムで一番ある」と評価した薮崎が、2021年フライ級の台風の目になる!
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加藤寿(熊谷コサカ)がKO勝ち
第4試合69.0kg契約6回戦では岡田翔真(24=姫路木下)と加藤寿(35=熊谷コサカ)が対戦。序盤からサウスポー加藤がアウトボクシングを披露し主導権を掌握すると3回に左カウンターでダウンを先取。4回にも左ストレートを決めてキャンバスに沈めた。
日本ランカーを目指す
試合後に電話取材に応じた加藤は「練習していたことがまずまず出せたと思う。ここ最近の中では一番良い形で勝てた」と声を弾ませた。
この日の勝利で勝ち星を一つ先行させた。「勝ちが先行したのは6回戦時代以来のこと。35歳でジムの中でも古参だが、後輩やキッズボクサーに結果という形でお手本を見せることができたのでホッとしている」と喜びに浸った。
3連勝した加藤は「ここまできたらランキングを目指しタイトルまでいきたい」と頂点を目指す。
この日の勝利で勝ち星を一つ先行させた。「勝ちが先行したのは6回戦時代以来のこと。35歳でジムの中でも古参だが、後輩やキッズボクサーに結果という形でお手本を見せることができたのでホッとしている」と喜びに浸った。
3連勝した加藤は「ここまできたらランキングを目指しタイトルまでいきたい」と頂点を目指す。