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WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級11位の田中教仁(35=三迫)が25日、後楽園ホールで開催された「GENKOTSU.8」のメインイベントに出場。ミニマム級8回戦で高田勇仁(22=ライオンズ)と対戦した。
今年3月にタイで行われた世界戦以来の再起戦を行った田中は、世界をアピールすることができたのか?試合はジャブの差し合いで慎重な立ち上がりとなった。
今年3月にタイで行われた世界戦以来の再起戦を行った田中は、世界をアピールすることができたのか?試合はジャブの差し合いで慎重な立ち上がりとなった。
田中教仁(三迫)が再起に成功
キャリアの差を見せた田中が快勝した。番狂わせを狙う高田が、積極的な攻撃を仕掛けるが、田中はステップワークとブロックでパンチを外すと、中盤からプレスをかけて右ストレートを決めてペースを握った。さらに左ボディを痛打したが、高田も意地を見せて打ち合い試合終了のゴングを聞いた。
一から出直します
試合後に囲み取材に応じた田中は「フルマークの判定勝ちでもなく、ダウンを奪うこともできなかった。ジャブを外されたし、返しのパンチに警戒してしまった」と勝利にも苦笑いを浮かべた。
「タイトル戦以来の再起戦で、こういう時に足元を救われることがあるので世界戦と同じような気持ちを作った」と試合前の心境を明かすと、「もっと早くから前に出るハートがあれば…。ラウンドを重ねる毎に不甲斐ない気持ちになった」と快勝にもトーンは上がらなかった。
「タイトル戦以来の再起戦で、こういう時に足元を救われることがあるので世界戦と同じような気持ちを作った」と試合前の心境を明かすと、「もっと早くから前に出るハートがあれば…。ラウンドを重ねる毎に不甲斐ない気持ちになった」と快勝にもトーンは上がらなかった。
勝って次につなげることができた
続けて「このような状況の中、見に来てくれるお客さんに感謝しかない。勝った姿を見せることができたことだけが救い」と話すと、「日本やOPBF王座を意識しているわけではないが、それが世界へのステップアップとなる試合ならやりたい。会長が決めた試合を勝っていく。残り少ない伸びしろを伸ばしていく」と決意を口にした。