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JBC(日本ボクシングコミッション)が30日、最新の日本ランキングを発表した。日本チャンピオンに入れ替わりはなかったが、各階級のランキングに動きがあったので確認しよう。と、その前に、2013年8月25日(日)と聞いてピンときた方はボクシング通。11月1日(日)にラスベガスデビューを果たす井上尚弥(27=大橋)が日本王座に就いた日だ。
11月3日と6日に開催される世界戦には、それぞれタイ人とフィリピン人選手が来日を果たしリングに上がるが、コロナ禍の影響で外国人選手の招聘には今後も制限があるため、外国人選手を絡めたマッチメークは見通しが立たない。そのため、日本人同士の好カードが今後も期待できる。
コロナ禍以前は回避された新鋭達の潰し合いや実力者同士の激突は世界挑戦のために進むべき茨の道であり、同時にそれは近道とも言える。それを実現してきたのが、中谷潤人(22=M・T)だ。東日本新人王→全日本新人王→日本ユース→日本王座と「王道」を進んできた中谷は、11月6日(金)に世界初挑戦を迎えるが、この機会に是非、ランキング表と選手名鑑の過去の試合結果をチェックして、これまでの歩みを確認してもらいたい。中谷が進んできた道は正に茨の道。また階級によっては相関図も用意しているので、要チェック! ちなみに、中谷潤人は2019年2月2日(土)にフライ級の日本タイトルを獲得した。
ライトフライ級チャンピオン矢吹正道(緑)に挑む大内淳雅(姫路木下) が8位から1位にジャンプアップ。試合は12月26日(土)刈谷市あいおいホールで開催される。
チャンピオンのユーリ阿久井政悟(25=倉敷守安)が今月、王座防衛に成功したフライ級は1位に畑中建人(22=畑中)、2位に粉川拓也(35=宮田)まで上がってきた。粉川は今月、7年ぶりにKO勝利を収めて健在ぶりをアピールした。
注目のバンタム級は26日の試合で比嘉大吾(25=Ambition GYM)と引き分けた堤聖也(24=角海老宝石)がひとつ上げで12位に入った。
中量級で動きがあった。ミドル級ランキング2位の細川チャーリー忍(36=金子)に判定勝ちした中島玲(22=寝屋川石田)がスーパーウェルター級の5位に入った。敗れた細川のランキングに変更はなかった。