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メキシコの首都メキシコ・シティのTVアステカ・スタジオで23日(日本時間24日)に開催されるトリプル世界戦の前日計量が、22日に行われた。
WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級王者ローマン・ゴンサレス(33=ニカラグア=帝拳)が、挑戦者WBA同級3位イスラエル・ゴンサレス(23=メキシコ)を相手に初防衛戦。メイン格ではWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(30=メキシコ)vs元WBC同級王者カルロス・クアドラス(32=メキシコ)の2度目の対決。さらにWBCフライ級王者フリオ・セサール・マルチネス・アギュラー(25=メキシコ)vsモイセス・カジェロス(31=メキシコ)戦がセットされた。
ゴンザレス対決
スーパーフライ級リミット52.1kgをロマゴン、ゴンザレスともに400gアンダーの51.7kgで秤を降りた。
ロマゴンは今年3月、米国で前王者カリド・ヤファイ(31=英)を9回TKOで破り世界王座返り咲きに成功、今回は初防衛戦に臨む。対するゴンザレスは昨年12月に大阪で石田匠(28=井岡)とIBF世界挑戦者決定戦を行い2-1の判定勝利。今回のWBAタイトル挑戦に切り替え、3度目の世界挑戦に挑む。
エストラーダvsクアドラス2
メインイベントのWBAスーパーフライ級世界戦はリミット52.1kgを200gアンダーの51.9kgで王者エストラーダ、挑戦者クアドラスがともにクリアした。
リベンジ戦となるクアドラスだったが、数日前に行われたコロナ検査で陽性反応が出るも、翌日の再検査で陰性となり無事に決行となった。エストラーダはこれが2度目の防衛戦、クアドラスとは17年9月に1ポイント差の3-0判定で僅差の末に勝利を収めている。
マルティネスvsカジェロス
王者マルティネスは当初、14位のマキシミノ・フローレス(29=メキシコ)を相手にV2戦を行う予定だったが、フローレスがコロナ検査で陽性となり、挑戦者が直前でカジェロスに変更とされた。
そして行われた前日計量で王者マルティネスはフライ級リミット50.8kgを500g少ない50.3kgで無事にパス。しかし、対するカジェロスは約2.4kgオーバーを記録。2時間後の再計量でも体重を落とすことができず、カジェロスが勝利してもタイトルの移動はないない変則世界戦となった。
そして行われた前日計量で王者マルティネスはフライ級リミット50.8kgを500g少ない50.3kgで無事にパス。しかし、対するカジェロスは約2.4kgオーバーを記録。2時間後の再計量でも体重を落とすことができず、カジェロスが勝利してもタイトルの移動はないない変則世界戦となった。