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9日(日本時間10日)、米国ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォークホールでは、下田対ラモスとともにWBC世界フェザー級タイトルマッチも行われた。この4月、長谷川穂積(真正)を4回TKOに破って2階級制覇を達成したジョニー・ゴンサレス(メキシコ)が、同国人トマス・ビジャを迎え撃った。
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○ジョニー・ゴンザレス(メキシコ)
4回49秒TKO
●トマス・ビジャ(メキシコ)
4回49秒TKO
●トマス・ビジャ(メキシコ)
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試合の2週間ほど前になってロイネット・カバジェロ(パナマ)にビザのトラブルが発生したため、代役を務めることになったビジャは34戦23勝(14KO)7敗4分という平凡なレコードの持ち主。好戦的なファイターだが、世界的な実績は皆無といっていい。オッズ(賭け率)も12対1で圧倒的にゴンサレス有利と出ていた。
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スタート直後こそプレスをかけて出た挑戦者だったが、1分もしないうちに主導権はゴンサレスに移った。左を上下に打ち分け、右ストレートもヒット。パワーに格段の差があることを最初の3分間で示した。打たれながらも前進を繰り返すビジャだが、いつKOシーンが生まれても不思議ではない展開が続いた。
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その瞬間は4回に訪れた。ゴンサレスが左をボディに突き刺し、続いて左フックを顔面、右フックを顔面に返すとビジャは後退して片膝をつくダウン。ここまで判断したレフェリーはカウント途中で試合終了を告げた。
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初防衛に成功したゴンサレスは、これでフェザー級転向後9連続KO勝ち。戦績を56戦49勝(43KO)7敗に伸ばした。9月に前WBA王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)の挑戦を受ける計画も浮上している。