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東日本新人王予選9試合が25日、後楽園ホールで開催された。コロナ禍の影響で、会場の観戦客は声援の代わりに拍手でエールを贈った。この日、一番の拍手を集めたのは、フェザー級のリッキー長谷川(ワールドスポーツ)と吉田諒(イマオカ)。初回にダウンを奪われた吉田がサウスポーの長谷川を相手に3ラウンド、右の後に打ち抜いた逆転の左ショートで試合を決めた。
初回はリッキー長谷川がダウンを奪った!
試合後の合同囲み会見で吉田は「ダメージはなかったが、焦った」と初回を振り返った。それでも、セコンドからの「落ち着け!大丈夫か?」という声は聞こえていた。この場面、冷静さをキープできた。逆転の場面を聞かれると「左フックを当てていたが倒れなかった。右に手応えがあった」と笑顔を見せた。
拍手喝采の後楽園ホール
東洋大学ボクシング部時代には控え選手だったため「後楽園ホールのリングには上がれなかった」と苦笑いした吉田だが、11歳と1歳になる長男と次男に「挑戦する姿、夢に向かう姿を見せたかった」と5年間のブランクの後、プロのリングでボクシングを続けることを決意した。
次もサウスポーが相手!
「ケガせずに試合を終えたので、気持ちを切り替えて」と次戦に向けて直ぐ様調整に入る。1ヶ月後には、この日の予選で判定勝ちを収めた廣瀬祐也(協栄新宿)と対戦する。「次もサウスポーなので、しっかり対策する」と気を引き締めた。