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日本バンタム級5位の中嶋一輝(27=大橋)が16日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.74」のメインイベントに出場。スーパーバンタム級8回戦で野村健太(23=仲里)と対戦した。高いKO率を誇る中嶋の強打が火を噴いたのか?それとも関西の新鋭の野村がランキングを奪ったのか――。
中嶋一輝(大橋)の強打が爆発!
中嶋が上位ランカーの力を示した。序盤は、長身の野村がボディにパンチを集めて奮闘。しかし、サウスポー中嶋は3回になるとプレスを強めて、左ボディアッパーで動きを止めて右フックでダウンを演出。再開後に左ボディからパンチをまとめてフィニッシュした。
パワーは感じなかった
メインイベンタ―としての役割を果たした中嶋は「前戦は動きが硬かったので、リラックスすることを心掛けた。ボディが効いたのがわかったので一気に仕留めにいった。今日はスーパーバンタム級での試合だったが、階級の壁は感じなかった」と涼しい顔で試合を振り返った。
これからも倒していく
今年1月に行われたGOD'S LEFTバンタム級トーナメントで優勝した中嶋だが、引き分け勝者扱いだった。今回のKOで払拭したかと思いきや、「このくらいでは前戦の悔しさを晴らすことはできない」と満足することはない。
来年はタイトルを狙わせる
会見に同席した大橋秀行会長は「来年は日本王座か東洋太平洋王座を狙わせたい」とバンタム級でのタイトル挑戦にGOサインを出した。