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[前日計量]2020.8.30

メキシコ逆輸入ボクサーがついに日本デビューする!

 「ファーストレートPresentsA-SIGN BOXING」の前日計量とPCR検査が30日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、元WBC(世界ボクシング評議会)ユース・スーパーライト級王者の坂井祥紀(29=横浜光)がオンライン会見に臨んだ。
 坂井は、明日の31日に新宿FACEで行われる興行のメインイベント、ウェルター級8回戦で日本同級7位の重田裕紀(29=ワタナベ)と対戦する。
 試合は、「A-SIGN BOXING」公式YouTubeチャンネルで午後6時30分から生配信され、ゲスト解説はIBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級暫定王者の岩佐亮佑(30=セレス)と前WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(29=横浜光)が務める。
オンライン会見
 坂井は19歳で単身メキシコにわたると、10年間で36戦23勝(13KO)11敗2分の戦績を残し、2015年にはWBC世界ユース・スーパーライト級王座を獲得している。2020年に横浜光ジムと契約し、これが日本のリング初登場になる。坂井は「日本人のお客さんに見てもらえるという意味でいつもと違う緊張感がある。今はとにかくワクワクしている」と決戦を心待ちにしていた。

 横に並んだ重田を見て「もっと身長が高いと思っていた」と印象を語ると、「サウスポースタイルからの左ストレートは強いと思う」と警戒した。ジムには同じ階級のスパーリング相手は少なかったが、ミット打ちなどで調整し、「特に問題ない。対応力には自信がある」と36戦のキャリアでカバーしていくという。メキシコでは計量が終わってから試合当日に試合が延期になったり、試合の2日前に契約体重が変更になるなどタフな経験を積んできたという。

 「この試合に勝って日本王座やOPBF東洋太平洋王座を狙っていきたい。ファンに認められて2年後には米国のリングに戻りたい」と青写真を描くと、「明日の興行の中で一番レベルが高いと思う試合を見せる」と、メインイベンターとしての役割を果たす。 

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