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[前日計量]2020.8.17

立教大元主将の平野和憲が新人王戦に挑む!

 東日本新人王予選の前日計量とPCR検査が17日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。計量後は都内のホテルに滞在し、外部との接触が制限される。フェザー級にエントリーしている立教大学ボクシング部の元主将でデビュー戦に臨む平野和憲(31=KG大和)がオンライン取材に応じた。
 試合は明日の18日に後楽園ホールで無観客で開催され、動画配信サービス「BOXING RAISE」で後日録画配信される。
オンライン取材
 平野は「緊張していて、唾液が出にくかった」と初めてのPCR検査の感想を語ると、「相手の映像はなかったのでどんなタイプかわからないが、どんな展開になっても自分の実力を出す」と必勝を誓った。

 WBC世界フライ級タイトルマッチ、ポンサクレック・ウォンジョンカムvs内藤大助第3戦を見てボクシングに興味を持った平野は、大学に入学するとボクシング部に入部。「4年生は自分一人しかいなかったので」とキャプテンを務めた。卒業後は広告代理店に就職し福岡県や愛知県に転勤していたためボクシングから離れていたが、同じ大学で1学年上の日本スーパーバンタム級6位の水谷直人(31)に誘われる形で26歳でジムに入門した。
 プロになるか迷っていた中で、2017年11月に自転車を走行中、トラックにはねられ、肋骨や左腕も骨折する重症で、一時は生死をさまよったという。その際、「人間いつ死ぬかわからない。今やれることをやろう」とプロボクサーへの道を志した。
 先輩の水谷からはコンディショニングや減量に関するアドバイスを受けて「明日はとにかく勝て!」と檄を飛ばされた。「この状況の中で試合をさせてもらえて本当にうれしい」という平野がいよいよプロのリングに上がる!  
 拳を交える脇田雄一(36=石橋)は500gアンダーの56.6kgでパスした。

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