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サマーシリーズのシーズン1ラストとなるトップランク社&ESPN主催興行が、21日(日本時間22日)米国・ラスベガスのMGMグランドカンファレンスセンターで開催された。メインイベントで前WBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者オスカル・バルデス(29=メキシコ)がスーパーフェザー級進出第2戦を、ジェイソン・ベレス(32=プエルトリコ)を相手に迎えた。
元WBO世界スーパーバンタム級王者のアイザック・ドグボエ(25=英/ガーナ)も、元世界王座挑戦者のクリス・アバロス(30=米)相手に再起戦を行った。
スーパーフェザー級10回戦となったバルデスvsべレスは、序盤からともに手数を出し合うスタート。すると、5回残り15秒ほどでバルデスが左フックを決めて先制のダウンを奪った。その後、終盤位入っても攻め気を崩さず前に出るべレスを、バルデスはより正確なブローで対抗。9回にはベレスがローブローにより減点1を課された。そして迎えた最終回、再びバルデスが左フックで倒すと、再開後はロープまで詰めて連打で追加のダウン。レフェリーが試合をストップし、バルデスが10回2分23秒TKO勝利となった。
WBC世界スーパーフェザー級王者ミゲール・ベルチェル(28=メキシコ)への指名挑戦などの話題が上がるバルデスの戦績は28戦全勝(22KO)。敗初のKO負けとなったべレスは37戦29勝(21KO)7敗1分とした。
これが14ヶ月ぶりの再起戦となるドグボエは、初回から的確な連打で主導権を握った。3回にはサウスポーへのスイッチも見せるなど優位に試合を進めるドグボエだったが、5回にローブローによる減点を取られる。しかし、勢いは止めることなく最終8回にロープ際でプレッシャーをかけ右フックを打ち込むとレフェリーが試合をストップ。ドグボエが8回2分25秒TKO勝利でカムバックを果たした。
今後、どの階級でキャリアを進めるのか注目のドグボエの戦績は23戦21勝(15KO)2敗。これで3連敗となってしまったアバロスは34戦27勝(20KO)7敗とした。