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新型コロナウィルスの影響で3月から試合がストップしていたが、12日に愛知・刈谷市あいおいホールで開催された中日本新人王戦を皮切りにボクシング興行が再開している。
西部日本では、19日に沖縄・石川多目的ホールで開催された平仲ボクシングスクール主催の「MUGEN挑.14」が行われ、コロナ禍以降では初となる観客を動員してのイベントが挙行された。
※収用3500人の会場に350人来場
西部日本では、19日に沖縄・石川多目的ホールで開催された平仲ボクシングスクール主催の「MUGEN挑.14」が行われ、コロナ禍以降では初となる観客を動員してのイベントが挙行された。
※収用3500人の会場に350人来場
350人が観戦した
ドーム型の屋外会場で換気は万全で、席は間隔をあけてソーシャルディスタンスが徹底されていた。試合前には大声での応援は禁じられ、拍手での応援を心がけるようアナウンスされた。
ラウンドガールはリング下でボードを掲げた
ラウンドガールはリングに上がらず、リング下で飛沫が飛ばないようにクリアマスクをしてボードを掲げていた。また、試合を終えた選手は密を避けるために控室には戻らず、リング下でドクターチェックを受けていた。
サンダー照屋(平仲)は強い選手に勝っていきたい
メインイベントは60.0kg契約8回戦でサンダー照屋(25=平仲)とイケメン淳(30=三谷大和)が対戦。初回はイケメンがメリハリのある攻撃で先手を奪ったが、2回に照屋の右ストレートが火を噴きTKO勝ちした。
地元で豪快に倒した照屋は「ミット打ちで練習していたパンチが自然と出た。手応えがあった」と会心の勝利に胸を張った。コロナ禍でジムが休業している間は1日30qのロードワークで足腰を鍛え上げた。計量後はホテルで過ごし試合まで外部との接触が禁じられたが「自宅はセミが鳴いていて寝れないので、ホテルの方が快適に過ごせた。ストレスは感じなかった」と笑みを浮かべた。
地元で豪快に倒した照屋は「ミット打ちで練習していたパンチが自然と出た。手応えがあった」と会心の勝利に胸を張った。コロナ禍でジムが休業している間は1日30qのロードワークで足腰を鍛え上げた。計量後はホテルで過ごし試合まで外部との接触が禁じられたが「自宅はセミが鳴いていて寝れないので、ホテルの方が快適に過ごせた。ストレスは感じなかった」と笑みを浮かべた。
沖縄で勝利した松本北斗(シャイアン大嶋)
セミファイナルでは、二熊亮成(26=平仲)と松本北斗(24=シャイアン大嶋)が63.0kg契約6回戦で対戦。松本がジャブを軸にペースを握ると、二熊のパワーファイトにも真っ向から打ち合い優位に進めて判定勝ちした。
アウェーで貴重な勝利を収めた松本は「屋外のリングで後楽園ホールより暑くて途中で体力がなくなった。トレーナーの指示で後半はプレスをかけて一発を狙ったのが功を奏した。KOで勝ちたかったが敵地で判定で勝てたのは大きい」と声を弾ませると、「これでA級に昇格したので、これからはランカーに噛みついていく」と抱負を語った。
アウェーで貴重な勝利を収めた松本は「屋外のリングで後楽園ホールより暑くて途中で体力がなくなった。トレーナーの指示で後半はプレスをかけて一発を狙ったのが功を奏した。KOで勝ちたかったが敵地で判定で勝てたのは大きい」と声を弾ませると、「これでA級に昇格したので、これからはランカーに噛みついていく」と抱負を語った。
平仲信明会長
全試合終了後に取材に応じた平仲信明会長は「このような状況だが、スタッフやコミッションで協力してコロナ感染症対策をして無事に興行を終えることができた。赤字ではあるが、選手は試合をしないと始まらない。これを皮切りにボクシング界が盛り上がってほしい」と大会を総括した。
日本ボクシングコミッション安河内剛本部事務局長は「選手が怪我なく終えてくれたことに安堵している。はじめての有観客の興行で、不安もあったが、興行責任者等の献身的な協力によってガイドラインに沿った運営を全うできた。今後は、感染状況が収まらない中での興行が続くので、1試合1試合が総力戦となる。気を引き締めて事にあたりたい」とコメントした。
日本ボクシングコミッション安河内剛本部事務局長は「選手が怪我なく終えてくれたことに安堵している。はじめての有観客の興行で、不安もあったが、興行責任者等の献身的な協力によってガイドラインに沿った運営を全うできた。今後は、感染状況が収まらない中での興行が続くので、1試合1試合が総力戦となる。気を引き締めて事にあたりたい」とコメントした。