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元日本スーパーフェザー級王者の岡田誠一(38=大橋)が王座奪還に向けて静かに牙を研いでいる。キャリア15年目を迎える岡田は、昨年4月に中川兼玄(25=三迫)に判定負けを喫した後、ダメージを抜くためにしばらくジムワークを控えていたが、昨年11月から練習を再開している。
若い選手に交じって精力的に動いていた岡田は「この年齢だから仕方ないが、ベテランと言われるのはあまりうれしくないですね」と苦笑いした。16日に横浜市内の所属ジムで岡田に話を聞いた。
若い選手に交じって精力的に動いていた岡田は「この年齢だから仕方ないが、ベテランと言われるのはあまりうれしくないですね」と苦笑いした。16日に横浜市内の所属ジムで岡田に話を聞いた。
恵まれた環境で練習をさせてもらっている
ジムワークを行っていない間は、所属ジムで新人選手を中心にミット打ちなどで指導したり、計量会場に付き添うなど裏方仕事に徹していたという。岡田は「ミットを受けて打ち方など改めて気づかされたことがあった」とプラスになったようで、復帰後も夕方の練習後には再びトレーナーとして手伝っている。
このままでは終われない
練習を再開したことについて、岡田は「それは世界チャンピオンになりたいからです!」と迷うことなく答えた。岡田は「前回の試合で負けて辞めようかなと思ったが、翌日には『チャンピオンになれずに終わるのは嫌だなと思った』」と現役続行を決断した。
「辞めないといけない立場なのはわかっているが、どうしてもやりたくて会長にお願いした」とボクシングへの熱い想いを口にした。
「辞めないといけない立場なのはわかっているが、どうしてもやりたくて会長にお願いした」とボクシングへの熱い想いを口にした。
まだまだ伸びている!
大橋ジムでは、同い年の元世界3階級制覇王者の八重樫東(38)の次に古株となった岡田は「日本王者だった頃と比べると、いろいろなことを柔軟に考えられるようになった」と言うと、「ボクシングだけに集中させてもらっているので『苦労人』と言われるのは嫌です」とキッパリと言い切った。
フェザー級への転向も考えている
岡田は、2005年5月にデビューしてからほとんどの試合をスーパーフェザー級で戦ってきたが「これまではこの内山さん(内山高志氏=元WBAスーパー王者)や三浦(三浦隆司氏=元WBC王者)、金子(金子大樹氏=元日本王者)がいて借りを返したいから(内山氏にはアマチュア時代に敗れている)から、この階級にこだわりがあったが、3人とも引退しているし今はフェザー級でもいいかなと思っている。そんなこだわりを持っている場合ではない」と、階級変更についても前向きに考えている。