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5月31日までロックダウンを延長する見通しのフィリピン政府は12日、新型コロナウイルス感染による経済活動及び社会活動の制限を5段階(フェーズ)に分けて徐々に緩和することを発表した。感染の悪化を避けるため、業種など項目を段階ごとに細かく分類している。
■フェーズ1→5月18日
■フェーズ2→6月8日
■フェーズ3→6月29日
■フェーズ4→7月20日
■フェーズ5→8月10日
移動に関してはフェーズ4で解除される予定なので、7月20日以降に日本政府がフィリピンからの入国を再開しているかがカギとなる。また、入国した場合でも2週間の隔離なども余儀なくされる可能性は高いので、世界戦などの国際マッチメークをスムーズに再開させるためには「ボクシング版新しい生活様式」なるロールモデルの作成が急務となりそうだ。
ジョンリエル・カシメロ(29=比)
フィリピン国内のボクシング興行とボクシングジムの再開は8月10日に解除される最終のフェーズ5となる予定だが、徐々に緩和を続ける中で、ウイルスの感染状況が悪化した場合には、直ちにロックダウンを再発動する。今回の緊急規制の緩和はあくまでも新型コロナ被害の終息が大前提となっている。
ジメール・マグラモ(25=比)
多くのフィリピン人選手が活躍する日本のボクシング界にあっては、日本国内の新型コロナ感染が落ち着いた後も、世界戦をはじめ、OPBFやWBOアジアパシフィック戦などに影響が出る可能性が高い。