6月にサンフェルがネリ&ナバレッテ &ベルチェルトで興行再開目指す

　新型コロナウイルス感染拡大が続く中、メキシコ・ボクシング界の最大手であるサンフェル ・プロモーションズが、抱えている中心選手達たちをメインとする6月のメキシコ興行再開の具体的な展望をESPNに伝えた。

　アステカTVのスタジオ内で無観客試合を候補に挙げた同プロモーションのフェンルナンド・ベルトラン氏は、正式発表に向けた最終段階に来ているとし、開催日と出場選手たちの名前を公開した。

　興行再開となる最初の試合は6月6日(日本時間7日)、WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ(25=メキシコ)の無冠戦。翌週13日(日本時間14日)には、ここまで17戦全勝(16KO)と勢いに乗るWBC(世界ボクシング評議会)スーパーライト級シルバー・ユース王者のオマール・アギラル(21=メキシコ)と元世界女子2冠王者ジャッキー・ナバ40=メキシコ)が出場する。

　さらに20日(日本時間21日)は、日本でもお馴染みの悪童、元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(25=メキシコ)がリングに立ち、27日(日本時間28日)にはWBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェルト(28=メキシコ )とWBO世界ライトフライ級王者エルウィン・ソト(23=メキシコ)がそれぞれノンタイトル戦で顔を揃える。

　米国でも6月再開に向けてトップランク社が動き始めた。英国のマッチルーム・ボクシング社はアラブ圏内でのビッグマッチを模索するなど、世界各国のプロモーターの動きがより活発化してきた。ヘビー級の頂上決戦も何度か話題に上がっている、トップランク社が、タイソン・フューリー(英国)に対して影響力を持つ中で、マッチルームボクシング社は、アンソニー・ジョシュア(英国)を抱えている。今後の動きに注視したい。