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当時WBCの世界チャンピオンだった長谷川穂積氏とまだ日本では非公認だったWBOの世界王者だったフェルナンド・モンティエル(メキシコ)がバンタム級の実質的な世界王座統一戦で拳を交えたのが、ちょうど10年前の4月30日。モンティエル陣営が高らかに掲げたWBOのベルトと日本のボクシング界と二人三脚で歩んできたWBCの緑のベルトが日本武道館のリングに並んだ。しかし、世界王座10度防衛と後に世界3階級制覇を成し遂げた長谷川氏をもってしても複数団体の王座統一の夢は叶わなかった。
4R 2分 59秒 TKO
日本のボクシングファンが常に注目するバンタム級は、新型コロナ騒動が終息するとビッグマッチが待っている。そう、WBAとIBFの王座を統一している井上尚弥(27=大橋)が長谷川穂積氏が手に入れそびれたWBOのチャンピオン、ジョンリエル・カシメロ(29=比)と3団体王座統一戦を迎える。気になるWBCのベルトはノルディ・ウーバーリ(33=フランス)が守っているが、こちらもコロナ禍が落ち着いたらノニト・ドネア(37=比/米)が挑戦する予定だ。
フェルナンド・モンティエル(メキシコ)勝利
ちなみに、選手の戦力グラフなどを提供しているボクモバの「今月のタイトル戦」コーナーは、当初この試合のための限定サービスの予定だったが、アクセスが多かったので定番化に踏み切った企画だ。海外では「Tale of the tape」と呼ばれる選手データ比較図だが、ボクモバは井上尚弥とカシメロの対戦に向けて、ご期待に添えるよう準備している。
「Long Tale of the Tape」公開間近