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今や日本中で新型コロナウィルス感染症を防ぐために日常生活でマスクの着用は当たり前の世の中となった。そのため全国的にマスク不足の状況が続いており、開店前のドラッグストアやスーパーに行列ができるほどマスクを求める人が増えた。
日本女子ミニマム級6位の細田めぐみ(37=SRS)は、手先の器用さを活かし布製のマスクを製作し困っている人に渡しているという。
日本女子ミニマム級6位の細田めぐみ(37=SRS)は、手先の器用さを活かし布製のマスクを製作し困っている人に渡しているという。
一つひとつ真心を込めて作った
細田は、これまでマスクを作った経験はなかったが、ジムメイトから頼まれて製作したところ好評で、現在はジムが休館していることもあり、マスク作りに時間を割いている。「今はマスク作りも慣れてきた」と1枚の制作時間もわずか15分で完成できるようになったといい、これまで70枚作ったという。
70枚のマスク
材料となる生地は、売り切れ状態で呉服店に置いてある「晒(さらし)」、紐部分はネットで購入したという。現在は知人を中心に売っているが「材料費が結構かかるので利益は出ないが、マイナスにならなければと良い」と細田は、これからもできるだけマスクを作っていきたいと話した。
1日のスケジュール
細田は、5日5日に愛知刈谷市あいおいホールでの試合が決まっていたが延期になった。しかし「これまでも何度か延期になった経験があるし、たとえ試合が流れたとしても腐ることはない。いつ、決まっても良いようにモチベーションは保っている」と前向きに捉えているようだ。
ボクシングにかけたい
元々は上場企業で営業職に就いていた細田は、運動不足解消のためジムに入門すると、ボクシングの魅力にハマった。入門後、わずか半年でプロテストに合格すると、1年かけて実力をつけてデビュー戦のリングに上がった。職場の異動で場所的にジムに通うのが困難になり、2戦目を前に現在のSRSジムに移籍した。その後「仕事はやり切った感があったし、ボクシングは今しかできない」と周囲の反対を押し切って退職しボクシングだけに絞った。
打たれずに打つボクサーになりたい
現在、細田は日本ランキング6位でタイトル挑戦も見えてきた。「次戦が初の6回戦でこの試合に勝てばベルトを狙う位置までいけるので、絶対に負けるわけにはいかない」と日本チャンピオンを目標に、この状況に耐えている。