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WBA(世界ボクシング協会)ミニマム級13位の田中教仁(35=三迫)が21日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で会見を開き次戦を発表した。田中は3月3日(火)にタイ・ナコンサワン市でスーパー王者のノックアウト・CPフレッシュマート(29=タイ)に挑戦する。35歳の誕生日に会見を行った田中は「勝って歴史を変えてくる 」とベルト奪取を誓った。
海外に行くのは初めて
昨年12月上旬から交渉を開始したが長引き、試合まで2週間を切った中での会見となった。ノックアウトは攻防兼備のスタイルを武器に11度の防衛に成功している安定王者だ。さらに日本人男子選手のタイにおける世界戦は24敗1分でこれまで一度も勝利がないという不吉なデータがある。
田中は「これまでタイから世界のベルトを持って帰った選手はいないのでその記録に終止符を打つ」と静かに闘志を燃やした。
田中は「これまでタイから世界のベルトを持って帰った選手はいないのでその記録に終止符を打つ」と静かに闘志を燃やした。
ジャブが鍵となる
チャンピオンの印象を聞かれた田中は「これまで20戦全勝で強いのはわかっているが化け物のような強さでない。自分とは噛み合うと思う」と話すと「しっかりとパンチを受け止めてくれそうなので、効かせてぶっ倒してくる」。「バッティングも肘打ちもローブローもしてくると思っている。上等です」と覚悟を示した。
早めに現地入りして暑さに慣れる
タイでの日中の気温は30℃を超え、屋外のリングで一番気温が上昇する時間帯に試合を行う。過酷な条件で挑む田中だが「暑いのも試合前のセレモニーが長いのも知っているが、それは相手も同じこと。特に気にしていない」と意に介さなかった。
鈴木啓太トレーナーも勝利を期待
田中とコンビを組む鈴木啓太トレーナーは「田中には右の一発があるが左のパンチも強い。チャンピオンは上手くまとまっていて隙がなく、針穴に糸を通すような戦いになるが、何度でも通せるような練習をしてきた。勝利を期待している」とベルト獲得を後押しした。
勝って英雄になる
田中は2月26日(水)に成田空港から出発し首都バンコクで調整を行い、前日計量後に車で3時間移動し決戦地ナコーンサワン市に入る。
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