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WBC(世界ボクシング評議会)ユース・フライ級王者の畑中建人(21=畑中)が11日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「SOUL FIGHTING」のメインイベントに出場。挑戦者のローランド・ジェイ(23=比)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。ここまで10戦全勝の畑中はフィリピンからの刺客にどのような動きを見せたのか――。
畑中が2度目の防衛に成功
畑中の左が勝利を呼び込んだ!序盤から畑中がジャブからワンツーを好打。ワイルドな攻撃で襲いかかるジェイと真っ向から打ち合うとショートパンチでペースを握った。被弾しながらも距離を詰めてくるジェイに対し、畑中は左を軸にコツコツとパンチを当ててポイントを加点。タフなジェイに手を焼きながらも最後までペースは渡さなかった。
成長を見せた畑中
無敗記録を更新した畑中だが「5ラウンド途中であばらを痛めてしまい、相手にも気づかれたので終盤は距離を取って戦った。(ジェイは)パンチがあるのは知っていたが、気持ちの強さと打たれ強さは想像以上だった。倒すことができなくてお客さんには申し訳ない気持ち。とにかく勝つことができてホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
それでも「ジャブとワンツーのシンプルな攻撃でも極めれば世界を獲れると信じて練習している」と多彩な左に手応えを感じたようで「左とワンツーをベースにテクニックを磨いていきたい。大きなことは言えないが、日本王座や東洋太平洋王座を目指していきたい」とさらなる飛躍を誓った。
それでも「ジャブとワンツーのシンプルな攻撃でも極めれば世界を獲れると信じて練習している」と多彩な左に手応えを感じたようで「左とワンツーをベースにテクニックを磨いていきたい。大きなことは言えないが、日本王座や東洋太平洋王座を目指していきたい」とさらなる飛躍を誓った。
面白い試合だったと田中恒成
試合を観戦した同門で世界3階級制覇王者の田中恒成(24)は「後半は危ないパンチを浴びてヒヤリとする場面もあったが、相手の強さを感じて良い経験を積んでいると思う」。「気持ちは強いのでチャンピオンクラスに対抗できるようにもっとレベルを上げていかないといけない」とこれからの畑中に期待した。
違うタイトルを狙わせたい
畑中清詞会長は「あばらを痛めて息をするのも苦しい状況だったが、左は上手くなっていたし、良かったと思う。攻め急ぐのを抑えたが、それでも攻めてしまうのは畑中の血筋かな。今日の試合は70点」と長男の出来に及第点を与えた。
畑中はベリーストロング
一方最後まで粘り見せたジェイは「(畑中は)フィジカルとパンチが非常に強い。こちらも良いパンチを当てたがタフだった」と敗戦にもサバサバしていた。