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スーパーバンタム級で下克上が起きたばかりのWBA(世界ボクシング協会)が1日、主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO) の中では最初に世界ランキングを更新した。
まずは、そのスーパーバンタム級。スーパーチャンピオンの防衛戦が行われた米国フロリダ州で30日、判定(1-2)勝利を収めたムラドジャン・アフマダリエフ(25=ウズベキスタン)がスーパーチャンピオンの座に就いた。敗れた前チャンピオンのダニエル・ローマン(29=米国)は3位に後退した。これまでバンタム級で体重超過を繰り返してきたルイス・ネリ(25=メキシコ)が1つ上のスーパーバンタム級で2位にランキングされた。
昨年2月にWBO世界ミニマム級タイトル戦で谷口将隆(26=ワタナベ)の挑戦を退けた元世界王者ビック・サルダール(29=比)がWBAのミニマム級10位にランクインした。ビックは昨年8月に王座から陥落したもののWBOからの評価は高く、WBO世界ランクは2位に留まっている。ただ、WBOの下部団体にあたるWBOアジアパシフィックのランキングは3位となっている。軽量級のレベルが高いアジア地域では、世界とアジアのランキングが逆転することがある。そのため、日本タイトルを含めてアジア地域のタイトルは世界戦線と直結していると考えられている。日本でも実績を残しているビックは、今後も日本人と対決する可能性が高いので、要チェック!
昨年7月に行われたWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦で正規王者のレイ・バルガス(29=メキシコ)に敗れた亀田和毅(28)は先月のWBCランキングでフェザー級15位に入ったのに次いで、WBAでも同じフェザー級の4位にランクイン。今後の動向が楽しみになってきた。
先月18日に行われたWBAスーパー・IBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチで統一王者のジュリアン・ウィリアムス(29=米国)を5R1分34秒TKOで下したジェイソン・ロザリオ(24=ドミニカ)がWBAではスーパーチャンピオンの座を獲得した。