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WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が31日、都内のホテルで会見を開き次戦を発表した。井上は4月25日(日本時間26日)に米国ネバダ州ラスベガス・マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノでWBO(世界ボクシング機構)同級王者のジョンリエル・カシメロ(29=比)と王座統一戦を行う。
昨年WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)を優勝し、今回初のラスベガスのリングに上がる井上は「ワクワクしている。3団体統一戦に意味があると思っている。バンタム級で4団体統一する上で欠かせない試合になってくるので、危なげなくクリアして次へ進めたい」と抱負を語った。
昨年WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)を優勝し、今回初のラスベガスのリングに上がる井上は「ワクワクしている。3団体統一戦に意味があると思っている。バンタム級で4団体統一する上で欠かせない試合になってくるので、危なげなくクリアして次へ進めたい」と抱負を語った。
会場は12000人収容
米国での試合は約2年7ヶ月ぶり、ラスベガスのリングは初となる井上は「ボクシングの本場のメインイベントで試合ができることを誇りに思っている。それまでのボクシングキャリアが認められた証だと思う。パウンドフォーパウンド3位にふさわしい内容を皆さまにお届けしたい」と決意した。
テテに圧勝したハードパンチャー
カシメロは2007年6月にデビュー。2009年12月にWBO世界ライトフライ級暫定王座、2016年5月にIBF世界フライ級王座、2019年4月にWBO世界バンタム級暫定王座を獲得し3階級制覇を達成した。さらに同年11月に英国バーミンガムでWBO世界同級正規王者のゾラニ・テテ(31=南アフリカ)との王座統一戦に臨み3回TKO勝ちを収めた。
動物的な勘を働かせ、荒々しいパンチで相手をキャンバスに沈めてきた強打者でアウェーでも力を発揮するメンタルの強さも持ち合わせている。
動物的な勘を働かせ、荒々しいパンチで相手をキャンバスに沈めてきた強打者でアウェーでも力を発揮するメンタルの強さも持ち合わせている。
じっくりと攻めていく
カシメロの印象を聞かれた井上は「フィリピン人らしい、荒々しく野性味あふれるタイプで、危険なパンチを持っている」。「テテとの試合を見る限り、駆け引きもできてパワーだけで勝ってきている選手ではない」と対抗王者の実力を警戒。その上で「じっくりとダメージを与えて削っていく。いつも通りの試合をラスベガスでするだけ」と意気込んだ。
万全の体制でラスベガス入りする
「ラスベガスは乾燥していると聞いているので」と3週間前には現地入りを予定。「気候に慣れてハードトレーニングをしながら疲れを抜いていく」と明かした。「検討中だが、今回は家に残ってもらうことになると思う」と家族と離れての試合になりそうだ。
3本目のベルトへ!
井上は2月上旬からグアム島で走り込み合宿を行う予定で、帰国後はフィリピン人の世界ランカー3人と本格的なスパーリングを開始する。ノニト・ドネア(36=比/米)との歴史的一戦から5ヶ月。モンスターがボクシングの本場で新たな歴史を刻む!