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ワタナベジムが期待を寄せるスーパールーキーの重岡優大(22=ワタナベ)とOPBF東洋太平洋ミニマム級王者のリト・ダンテ(29=フィリピン)が、9日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。アマチュア92戦82勝の戦績を引っ提げ、今年10月にデビューしたばかりの重岡は、ノンタイトル戦とはいえ、いきなり東洋太平洋王者と激突する。
試合は明日の10日に後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング&DANGAN231」のセミファイナル、48.0kg契約6回戦で行われる。
試合は明日の10日に後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング&DANGAN231」のセミファイナル、48.0kg契約6回戦で行われる。
強敵との試合を喜んだ
100gアンダーの47.9kgで合格した重岡は、デビュー戦からわずか41日後に世界ランキングも保持する古豪と対戦する。前戦を終えて2日後に試合の話を聞いた重岡は「戦う価値のある相手と決まってラッキーだと思った。世界ランキングに入るのに早いのに越したことはない。世界ランカーに見合った実力があると思っているので、周りから評価してもらえる試合を見せたい」と自信たっぷりに言い放った。
ダラダラした試合を見せるつもりはない
ダンテの試合映像はほとんど見ていないという重岡は「KO負けがないのは知っているが、他の情報はあまり知らない。日本人に負けたことがない?では、初めて(日本人に)負けることになりますよ」とニヤリ。「ここでつまずくわけにはいかないので、勝って弟に刺激を与える」と大晦日に初防衛戦を控えている銀次朗(20)に勝利のバトンをつなぐ。
必ず自分が勝つ
一方、拳を交えるダンテは短パンと靴下を履いたまま秤に乗り、リミットちょうどの48.0kgでクリアした。ダンテは今年3月に小浦翼(E&Jカシアス)に大番狂わせの12回TKO勝ちでタイトルを奪取しこれが4度目の来日となる。「アマチュアで多くの勝ち星を挙げている偉大なボクサー」と重岡の実力を評価すると「明日は全力で戦い良い試合を見せる」と多くは語らず足早に会場を後にした。