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オリンピックアジアオセアニア予選及び世界予選女子日本代表決定戦が8日、都内の東洋大学で行われた。ライト級の代表決定戦は、濱本紗也(日本大学)とオリンピックの為に3年振りに現役復帰した釘宮智子(警視庁)との間で行われた。
濱本紗也が代表入り
10月にロシアのウラン・ウデで行われた世界選手権では、濱本がバンタム級代表、釘宮がライト級の代表でそれぞれ出場した。
濱本はバンタム級からオリンピック階級のライト級に転向し全日本選手権を制覇。今大会で唯一、世界選手権代表者同士の戦いとなった。試合はサウスポーの釘宮が動きの固い濱本の隙をつきスピードのあるコンビネーションで先制。濱本も釘宮の打ち終わりに打つ、延びのある右ストレートで対抗。中盤になると濱本の右が度重なりヒットしポイントを重ねた。終盤、一進一退の攻防、手数の釘宮か、アグレッシブに攻める濱本かー、難しい判定は濱本の勝利を支持した。
採点表
女子では今大会から採用されたバウトレビューを青コーナーが申請し、ビデオでの再検証となったが、判定は覆らず濱本の勝利となった。
「開催国枠に頼らない」濱本紗也
バンタム級からライト級に転向した濱本は、結果を残すことができたが、本人も語っていた通り、立ち上がりの硬さが今後の課題。積極的に攻撃するスタイルは好感がもてるが打ち終わりのガードの低さなど今後の成長に期待する。何よりも、バンタム級からライト級を短期間で制した精神力は大きい。今後の成長を期待する。