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2020年東京五輪のアジア・オセアニア予選、世界最終予選の出場選手と開催国枠の候補選手を決める選考試合(ボックスオフ)が8日、都内の東洋大学で行われた。会場内にはプロジェクターが用意され、試合直後に採点結果が公開された。フェザー級は晝田瑞希(自衛隊体育学校)と入江聖奈(日本体育大学)が代表の座を競った。
採点表
フェザー級の代表は晝田瑞希(自衛隊体育学校)と入江聖奈(日本体育大学)との間で行われた。フライ級から2階級を上げてフェザー級の全日本選手権を制したサウスポーの晝田に対して入江は開始ゴングと同時にワンツーを打ち込みペースをつかんだ。晝田もスピードを武器に多彩な攻めを試みるが、以前よりも増した入江のパワーと正確な右ストレートが晝田の顔面を捉えポイントを重ねる。晝田も左ストレートを良いタイミングで当てるが、入江は左フックで反撃し追撃のチャンスをあたえない。終盤になると、入江の右がさらにヒットを重ね勝利をひきよせた。
フェザー級も超激戦階級!
大一番を終えてホッとした表情を見せた入江は「晝田さんに勝って、本当に強い選手に勝って日本代表にえらばれたので嬉しい。覚悟を持って、自分に負けた人たちの想いも背負って戦わないといけない。自力で枠を取るように頑張ります」と笑顔で取材に答えた。
入江聖奈(日本体育大学)
入江はフェザー級に身体が馴染んできたのを強く感じた。バランスの向上に伴って右ストレートが以前の被せ気味のパンチではなく、真っ直ぐにパワフルに打てるようになったことで、国際大会でも力を発揮できると期待が持てる。シニアでの3分3ラウンドの戦いにも全く順応し頼もしい代表選手となった。