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WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)3団体統一ヘビー級タイトルマッチ、王者のアンディ・ルイスJr(30=米)対挑戦者で前統一王者のアンソニー・ジョシュア(30=英)が7日(日本時間8日)にサウジアラビア・ディルイーヤで行われた。「砂丘の激突」(Clash on the Dunes)とキャッチフレーズがつけられたダイレクトリマッチを制したのは――。
ジョシュアがベルト奪還に成功
6月の試合から7kg増量(128.6kg)したルイスがジリジリと距離を詰めるのに対し、リベンジに闘志を燃やすジョシュアは慎重な試合運びを見せる。初回、終了間際にジョシュアのシャープな右ストレートが決まりルイスは右目尻をカット。序盤はジョシュアがサークリングしながらジャブで距離を保った。ルイスはプレッシャーを強めるが、アウトボクシングに徹するジョシュアを捕まえることができない。中盤もジョシュアは左を突いて距離を作り、相手の射程距離に入るとクリンチワークを駆使しポイントを連取した。終盤に入っても展開は変わらず。ジョシュアは打ち合いを避けて左を軸に逃げ切り態勢に入った。強打を打ち込みたいルイスだが、最後まで仕事をさせてもらえず36分間の攻防が終了した。最大10ポイント差をつけたジョシュアが王座返り咲きに成功した。ジョシュアは24戦23勝(21KO)1敗、防衛に失敗したルイスは35戦33勝(22KO)2敗とした。
3度目の対戦はあるのか!?
リング上のインタビューでジョシュアは「僕に2回勝つなんて無理だ。前回は相手のやりたいボクシングをさせてしまったが、今回は打たれないように工夫した。戦ってくれたアンディに感謝する。この試合は素晴らしい思い出として記憶に残る」と喜びに浸った。一方のルイスは「しっかりと準備したつもりだったが、言い訳はしない。今日は彼の夜だった。3度目の対戦を望む」とラバーマッチを希望した。