大晦日のリングを彩る美女が決定

　大晦日に東京・大田区総合体育館で開催される「LITE TIME BOXING FIGHTS.3」、4階級制覇王者の井岡一翔(30=Reason大貴)、3階級制覇王者の田中恒成(24=畑中)らが防衛戦に臨む、WBO(世界ボクシング機構)トリプル世界戦のラウンドガール・オーディションが30日、都内のベルエポック美容専門学校で行われ、書類による一次審査を通過した10名の中から、水着でのウォーキング、自己PRを経て2名のラウンドガールが選ばれた。

　今回は、審査員として先日引退を発表した元WBA・IBF世界ライトフライ級王者の田口良一氏、このリングで初防衛戦を迎えるWBO女子世界スーパーフライ級王者の吉田実代(31=EBISU K'S BOX)が参加し、真剣な眼差しで個性豊かな候補者たちをチェックした。

　最終審査は取材に訪れた報道陣も加わりもつれたが、学生時代にバレーボールと卓球で活躍した保科凛さん(23)、陸上と水泳で鍛えたウェディシンハ理沙さん(28)の2名に決定。仙台市出身の保科さんは、「ボクシングは家族みんなが好きなので、選ばれて本当に嬉しい。しっかりと仕事をまっとうします」と声を弾ませ、スリランカ人の父を持つウェディシンハさんは、「受かるとは思っていませんでした。大晦日のリングに恥じないよう、頑張っていきたい」と瞳を輝かせた。

　2人は試合当日のほか、12月25日(水)に羽田空港で開かれる調印式&フェイスオフ、30日(月)に都内のホテルで行われる前日計量にも参加し、イベントに花を添える。

　最後にV1戦のラウンドガールを自身で審査した吉田は、「貴重な体験をさせて頂きました。凄く悩みましたが、良い子たちが選ばれたと思う。イベントを盛り上げてくれるのが今から楽しみです」とコメント。田口氏は「今まで選ぶ側になったことなんかなかったので、新鮮でした。頑張ってください」と二人にエールを送った。