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初防衛戦を迎えるWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)が21日、都内の所属ジムで練習を公開した。村田は4人のパートナーと実戦練習を行っているが、さらにリオ五輪ミドル級銅メダリストのミサエル・ロドリゲス(25=メキシコ)が加わり、週3回ペースでスパーリング調整を行っていることを明かした。
試合は12月23日(月)に横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING」のメインイベントで同級9位のスティーブン・バトラー(24=カナダ)を相手に行われる。
試合は12月23日(月)に横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING」のメインイベントで同級9位のスティーブン・バトラー(24=カナダ)を相手に行われる。
毎週、水曜日にピークを持っていっている
ロドリゲスは、2016年リオ五輪で銅メダリスを獲得後、2017年にプロに転向し10戦全勝(5KO)をマーク。WBC世界スーパーウェルター級30位にランクされている。昨日、村田はロドリゲスと3ラウンド、アイザイア・スティーン(23=米)と2ラウンド、アドリアン・ルナ(29=メキシコ)と2ラウンドの合計7ラウンドのスパーリングを消化した。
ロドリゲスと初めて手を合わせた村田は、「よく手数が出てグイグイ前に出てくる。スピードもそこそこあるし、良いパートナー」と印象を口にし、「相手に慣れない、最初にやるスパーが特に重要。初めてにしては相手のパンチへの反応も良かったと思う。金メダリストが銅メダリストに負けるわけにはいかない」と手応えを感じていた。
ロドリゲスと初めて手を合わせた村田は、「よく手数が出てグイグイ前に出てくる。スピードもそこそこあるし、良いパートナー」と印象を口にし、「相手に慣れない、最初にやるスパーが特に重要。初めてにしては相手のパンチへの反応も良かったと思う。金メダリストが銅メダリストに負けるわけにはいかない」と手応えを感じていた。
動きにキレが増した
この日はスパーリングは行わず、ボディプロテクターをつけたカルロス・リナレストレーナーとのミット打ち、ドラムミット、スティックミット、サンドバッグ打ちとハードなメニューでたっぷりと汗を流した。
ムラタはすごく強いファイター
村田の印象を聞かれたロドリゲスは、「(ムラタは)遠い距離から強いパンチを打ってくる。アグレッシブでプレッシャーのかけ方が上手い。メキシコ人のようだ」とミドル級世界王者の実力を評価。12月21日に米国カリフォルニア州でリングに上がるロドリゲスは、「自分も試合が近いので良い勉強になっている」と言うと、「バトラーの試合映像も見たが、ムラタが勝つだろう」と太鼓判を押した。
スパーの内容が良いので継続していきたい
練習後に取材に応じた村田は、「今回はスパーを始めた時期が遅かったが、徐々に良くなっている。余計なことを試したりせず、全体像を見ながらトレーニングすることを心掛けているので不調の波がなく試合に臨めると思う」と仕上がりの良さを強調した。
減量もポジティブに考える
減量時期に入り、大好きなパンを1週間前からストップし、集中力を持続させるためカフェイン入りのコーヒーはスパーリングを開始した10月下旬から止めていると明かした村田は、「パン屋の前を通ると『あ〜、この時期(試合)が近づいてきたんだな』と思い、パンとコーヒーが恋しくなる」。「試合が終わって家族でパンを買いに行き、コーヒーを飲みながら勝利の味を噛み締めたいですね」と話し会見を締めた。