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[試合後談話]2019.10.19

神戸、秋の陣。日本ユース屈指の好カード

 日本スーパーフライ級15位の大橋哲朗(真正)とアマチュア経験豊富な高山涼深(ワタナベ)が19日、神戸市内の神戸市中央区体育館で開催された「REAL SPITRITS.65」のメインイベントで空位の日本ユース・スーパーフライ級王座決定8回戦に臨んだ。日本ユース屈指の好カードは静かな立ち上がりを見せた。
プロ3戦目で初のタイトルを手中に収めた
 試合は、注目の若手サウスポー対決らしく技術戦となった。大橋は上体を振り、ジャブを起点に組み立てる。対して高山は大橋の出方を伺うと多彩な右で応戦した。すると1ラウンド、高山の右フックで大橋がダウン。逆に、続く2ラウンドは大橋が見事な左カウンターでダウンを奪い返した。しかし最終8ラウンド、開始直後に高山の右アッパーからの左フックで大橋がダウン。立ち上がるもダメージが深く、高山のラッシュに再度大橋が倒れ、陣営からタオルが投入。高山がプロ3戦目で初のタイトルを手中にした。
プロは甘くなかったと高山
 試合後、高山は「プロは甘くなかった。今日がデビュー戦だと思って臨んだが、大橋選手も強く、本当に勝てて良かった。プロの厳しさを知れたので良かったです。これからも小口トレーナーと一緒に頑張っていきます」と、初戴冠に安堵の表情を見せた。
小口忠寛トレーナー
 小口忠寛トレーナーは「優しすぎる、キャリアがないから仕方ないにしても甘い。これから厳しく育てていく」と勝利にも不満顔。「まだまだ経験を積ませていきます」と先を見据えた。
悔しいと大橋
 一方、善戦したが一瞬の隙をつかれKO負けとなった大橋は「高山選手が強かったです。会長をはじめ、いろいろな方に応援してもらっていたのに、最後の最後にやられてしまいました。もっともっと練習して、強くなります。一からやり直します」と涙を拭った。
試合後健闘を称えあった

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