試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
WBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が18日、横浜市内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。11月7日(木)にさいたまスーパーアリーナで開催されるWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)決勝戦でWBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36=比/米)と拳を交える井上は、この日もキビキビとした動きから切れ味鋭いパンチを打ち込み、絶好調そのものだった。
非の打ち所のない出来栄え
井上は、いつものように重心を低くすることを心掛け、ワンツーからバックステップやサイドステップの基本動作の反復練習からスタート。着ていたTシャツは瞬く間にじっとりと汗に濡れた。その後はサンドバック打ち、ドラムミット、ミット打ちをそれぞれ2ラウンドづつ披露し、いずれのパンチも一撃で試合を終わらせるような破壊力を見せつけた。
早めに体重を落としていく
元WBO世界フェザー級1位のゼネシス・カシミ・セルバニア(比/カシミ)との実戦練習も「いつも通り手応えを感じた」と話した井上は、「減量も順調で残り4kgを切った。セルバニアとは今、10kg以上の体重差があるので、ラスト1回やるかどうか」とスパーリングはしない可能性もあると語った。
この試合が終われば一区切り
1年以上続いたWBSSも次がラスト。決勝戦に向けての意気込みを聞かれた井上は、「前回の試合を勝ってから高くモチベーションを保ち続けてられている。倒そうと思って倒せる相手ではないので、今回も大差判定勝ちを狙っていき、流れの中で倒せれば」と大一番にも自然体を強調した。
WBSS優勝へ突き進む
練習を見届けた大橋秀行会長は、「練習を開始してから不調がなく、絶好調のまま進んだ。相手がどうだとかは関係なく、まったく気を緩めていない。スパーリングも含めて完全に仕上がった。過去最高の出来です」と優勝に太鼓判を押した。
素晴らしい動きに関係者も唸った
かつてドネアにアドバイスを受けたこともある井上は、「高校時代から自分に取り入れるためにドネアの映像はずっと見てきたので、頭の中にドネアの動きはインプットされている。比較的戦いやすいと思う」と5階級制覇のレジェンド撃破に絶対の自信を示した。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期だが、ジムとホテルの行き来だけにしており風邪対策も万全。あとは体重調整をして11月7日を待つだけとなる。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期だが、ジムとホテルの行き来だけにしており風邪対策も万全。あとは体重調整をして11月7日を待つだけとなる。