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[試合後談話]2019.9.23

久留米は会場騒然の一撃決着

 日本ウェルター級4位の別府優樹(28=久留米櫛間&別府優樹)が23日、福岡・地場産くるめで、世界タイトル挑戦経験もあるベテランのロイ・ムクリス(33=インドネシア)を迎えての一戦に挑んだ。別府の豪快KO復活に会場が沸いた。
別府が20勝目を挙げた
 歓声に応えながら入場した別府は、ゴング開始から鋭い踏み込みでペースを奪いにかかると、右ストレートをボディに突き刺す。すると間を置いてムクリスが苦悶の表情を浮かべてダウン。そのまま10カウントが数え上げられた。衝撃のワンパンチノックアウトに会場は騒然となった。別府が代名詞のKO勝ちで地元でのイベントを締めくくった。
豪快に攻めたかった
 元世界ランカーを相手に警戒はしていたという別府は、「相手はリーチが長く、ジャブが上手いと聞いていた」と試合前の緊張も覗かせたが、「アップライトの構えだったので、ボディは最初から狙っていた。手応えはしっかりとあった」と冷静に試合を振り返ると、「もっと豪快にいきたかった」と多少の不満も漏らした。
 今後の展開については「WBOアジアパシフィックもランキング1位まで来たし、どこかタイトルに絡めたら」と抱負を語った。
櫛間昭会長
 愛弟子のKO劇を見届けた櫛間昭会長は、「練習したことがしっかりと出た。次の試合に向けてさらに作戦も練っていたが、ちょっと早すぎたね」とコメント。別府の状態についても「最高の状態、そういった練習をしている」と太鼓判を押し、タイトルマッチへの期待を寄せた。
もっと長く戦いたかった
 一方、衝撃の敗戦となったムクリスは「相手のパンチが強くてボディが効いてしまった、もっと長く戦いたかった。申し訳ない」と肩を落とした。

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