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WBA(世界ボクシング協会)女子アトム級王座統一戦の調印式と前日計量が11日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、正規王者のモンセラット・アラルコン(25=メキシコ)と暫定王者の宮尾綾香(36=ワタナベ)が初めて対面した。試合は明日12日に後楽園ホールで開催される「VICTORIVA Vol.5」のセミファイナルで行われる。
正規王者の怪我で10ヵ月待った
アラルコンは17年4月に大阪で好川菜々(堺東ミツキ→引退)に7回負傷判定勝ちを収め、WBO女子フライ級王座を獲得。10ヵ月後に王座を失ったが、その後、アトム級でWBA王座に就いた。好川戦でも見せた圧力は強く、これに宮尾はスピードを活かして迎え撃つ展開が予想される。
調印式後のグローブチェックでは、両者にウィニング製赤色のグローブが渡され、続けて意気込みを語った。
調印式後のグローブチェックでは、両者にウィニング製赤色のグローブが渡され、続けて意気込みを語った。
この一年の成果を見せると宮尾
2度目の来日となる正規王者は、「しっかりと準備をしてきたのでモチベーションも高い。激しい試合になると思うが、私はクリーンでインテリジェンスを活かして戦うつもり。必ず勝ってベルトをメキシコに持ち帰る」と誓った。
彼女のことだけを考えてきた
宮尾も「コンディションはばっちり。一度、昨年11月に試合が流れ、彼女のことだけを考え、246ラウンドのスパーリングを消化してきた。この試合に懸ける想いは強い」と闘志を燃やし、「パワー系のアラルコンがキレイにやってくれるのなら願ってもないこと。こっちは動きながら仕掛けていきたい」と試合をイメージした。
宮尾は200gアンダーの46.0kg
また、同じ日のメインで行われる、IBF(国際ボクシング連盟)女子アトム級王者の花形冴美(34=花形)対前WBO(世界ボクシング機構)女子同級王者の池山直(49=フュチュール)によるIBF王座戦について聞かれ、「私も選手生命が長いわけじゃないので、頑張れる目標を4団体制覇に置いている。明日の試合に勝ち、IBF王者と統一戦がしたい」と希望した。
アラルコンは700gアンダーの45.5kg
WBA女子世界アトム級王座統一戦
■検診結果
正規王者
モンセラット・アラルコン(メキシコ)
体重:45.5kg
血圧:124/75mm/Hg
脈拍:64/min
体温:37.4℃
暫定王者
宮尾綾香(ワタナベ)
体重:46.0kg
血圧:136/92mm/Hg
脈拍:72/min
体温:36.7℃
■オフィシャル
レフェリー/浅尾和信(日本)
ジャッジ/ピニット・プラヤドサブ(タイ)、レイ・タビタ(NZ)、キム・ビュンム(韓国)
スーパーバイザー/安河内剛(日本)
■検診結果
正規王者
モンセラット・アラルコン(メキシコ)
体重:45.5kg
血圧:124/75mm/Hg
脈拍:64/min
体温:37.4℃
暫定王者
宮尾綾香(ワタナベ)
体重:46.0kg
血圧:136/92mm/Hg
脈拍:72/min
体温:36.7℃
■オフィシャル
レフェリー/浅尾和信(日本)
ジャッジ/ピニット・プラヤドサブ(タイ)、レイ・タビタ(NZ)、キム・ビュンム(韓国)
スーパーバイザー/安河内剛(日本)