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"ポリスボクサー"としてリングに上がる現役警察官の杉田ダイスケ(30=ワタナベ)が8月3日(土)、フィリピン・マニラのエロルデ・スポーツセンターでWBAサウスアジア・スーパーバンタム級王座決定10回戦に出場することが17日の取材で分かった。対戦相手は過去に現世界王者の井上尚弥(大橋)、田中恒成(畑中)と対戦した元OPBF東洋太平洋ミニマム級ランカーのクリソン・オマヤオ(26=比)。
オマヤオは井上尚弥のデビュー戦の相手
昨年4月にアマチュア141戦110勝(47KO)の成績を引っ提げプロに転向した杉田は、ここまで5戦4勝(3KO)1敗をマーク。1敗は今年1月に日本フェザー級1位の阿部麗也(KG大和)に判定負けしたものだが、対戦相手を選ばないマッチメイクはファイトスタイル同様に強気そのもの。
この日も夜勤明けの練習
「転んでもタダで起きたくはない」。玉川署で交番勤務をするかたわら練習時間を作り、この試合に向け同門の久我勇作、荒川仁人、さらに元世界チャンピオンの小國以載(角海老宝石)と130ラウンドのスパーリングを消化した杉田は、「7ヵ月前の自分とは違う」と自信を示す。
勝てば国内初の警察官チャンピオン。日本未公認のこのタイトルは日本、東洋太平洋を狙うためのステップだが、警視庁の威信に懸けて負けられない。
勝てば国内初の警察官チャンピオン。日本未公認のこのタイトルは日本、東洋太平洋を狙うためのステップだが、警視庁の威信に懸けて負けられない。
中川麦茶は2本目の地域タイトル獲得を目指す
なお、同じリングのセミファイナルでは日本スーパーバンタム級3位の中川麦茶(30=角海老宝石)が12戦8勝(7KO)4敗のアルビン・メデュラ(25=比)とWBC ABCO同級王座決定戦を行う。