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元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級、元日本フライ級王者の粉川拓也(34=角海老宝石)が、移籍2戦目で2年ぶりのタイトル戦のチャンスを掴んだ。8月23日(金)、後楽園ホールで開催される「SLUGFEST.10」のメインでWBC世界フライ級15位のジェイアール・ラクィネル(22=比)が保持するOPBFフライ級王座への挑戦が決まった。
対日本人成績は2戦2勝2KO
王者ラクィネルは12戦10勝(7KO)1敗1分のサウスポー。17年10月にOPBF同級シルバー王座を獲得すると、昨年3月に王者の中山佳祐(ワタナベ)を9回KOで破り、正規王者に昇格した。その2ヶ月後には和歌山で小坂駿(真正)に4回KO勝ちし初防衛に成功。9月にウラン・トロハツ(中国)が保持するWBCシルバー王座に挑んだが判定で敗れ、今回が10ヵ月ぶりの再起戦となる。
世界への道を拓くか!?
対し、17年6月に当時の暫定王者、黒田雅之(川崎新田)との日本王座統一戦に敗れた粉川は、昨年7月の再起戦で現WBOアジアパシフィック・フライ級王者の阪下優友(角海老宝石)と引き分け再起を飾れず。その後、角海老宝石ジムに移籍し、5月に渡邉秀行(Reason郡山)に競り勝ち復活をはたした。戦績は36戦30勝(13KO)5敗1分。
中山、小坂を打ち砕いたラクィネルの左ストレートは強烈で、決して得意ではないサウスポーへの挑戦。3度目の世界挑戦を目指す粉川はここが正念場だ。
中山、小坂を打ち砕いたラクィネルの左ストレートは強烈で、決して得意ではないサウスポーへの挑戦。3度目の世界挑戦を目指す粉川はここが正念場だ。