井岡一翔「結果で証明する」

　WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)が18日、都内のホテルで世界戦の前日計量に臨んだ。井岡は明日の19日に千葉・幕張メッセイベントホールで同級1位のアストン・パリクテ(27=比)と空位のWBO王座を争う。井岡は100gアンダーの52.0kg、パリクテはリミットちょうどの52.1kgでパスした。
　試合は当日午後9時よりTBSで生中継、動画配信サービス「Paravi」でライブ配信される。

　計量後に囲み取材に応じた井岡は、「前回の試合の経験を活かしながら良いコンディションに仕上がった。計量を終えてからのリカバリーが難しいのでこれから慎重に進めていく」とコメント。「復帰戦でダイレクトでタイトルマッチをさせてもらえることに感謝したい。今はとても充実している」と明日の決戦に向けて静かに闘志を燃やした。

　2年2ヶ月ぶりに日本のリングに上がる井岡は、「4階級制覇は簡単なことではないが、明日のためにここまでやってきた。結果で証明する」と勝利を約束した。

　一方、今回が初来日のパリクテは、「コンディションが良くとても気分がいい。明日は必ずチャンピオンになる。明日の試合をお楽しみに」と勝利宣言。母国の英雄でWBA世界ウェルター級王者のマニー・パッキャオ(40)から激励されたというパリクテは、「チャンスがあればKOしたい」と2度目の世界挑戦でのベルト奪取を誓った。

■計量結果
WBO世界Sフライ級王座決定戦
同級1位アストン・パリクテ(フィリピン)
体重:52.1kg
体温:36.5℃
脈拍:82/min
血圧:113/92�o/Hg

同級2位井岡一翔(Reason大貴)
体重:52.0kg
体温:36.6℃
脈拍:93/min
血圧:115/89�o/Hg

■試合役員
レフェリー/ケニー・チャバリエ(アメリカ)
ジャッジ/レシェック・ヤンコウィアク(ポーランド)、リチャード・ブロアン(カナダ)、フィリップ・オースチン(オーストラリア)
立会人/レオン・パノンシーロ(アメリカ)