小原佳太「格の違いを見せる」

　IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級12位の小原佳太(32=三迫)が12日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。小原は明日の13日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、ウェルター級10回戦でジョスマル・ケフィ(30=インドネシア)と対戦する。

　小原は今年3月に米国でIBF同級挑戦者決定戦に出場したが惜敗。わずか2ヶ月半での再起戦となる。200gアンダーの66.4kgで秤を降りた小原は、「4月のダイヤモンドグローブで出場することを決めた。現役を続けるか迷っていたが、求められたら応えるのがプロだと思う」と復帰への経緯を説明した。
　「前回の試合で自分がやるべきボクシングとは違うことが分かった。これからは長所を伸ばしていく。世界で戦ってきた自分のボクシングを日本のお客さんに見せたい。初回でリードを突いてダメージを与えて次の回で仕留めたいと思う。ボディではなく顔面を打ち抜いて倒したい」とコメント。圧勝して再び世界への道を切り拓く。

　対し、今回が5度目の来日となるケフィは600gアンダーの66.0kgでパス。「オバラの右ストレートに気をつけたいが、そこまでハードパンチャーではない。この試合に勝って連勝していきたい」と気を吐いた。