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WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が3日に横浜市内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。井上は18日(日本時間19日)に英国グラスゴーで行われるWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準決勝でIBF(国際ボクシング連盟)同級王者のエマニュエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と王座統一戦に臨む。取材終わりの練習では2ラウンドのマスボクシングを行い、練習途中で報道陣をシャットアウトし、秘密特訓に入った。
※試合は19日午前4時半からWOWOWプライムで生中継され、フジテレビでは午後9時から放送される。
※試合は19日午前4時半からWOWOWプライムで生中継され、フジテレビでは午後9時から放送される。
体重は早めに落としている
注目度の高さから多くの報道陣が集まったこの日。会見が始まる前に公開練習は途中で終了しますと告げられた。決戦を目前に控えた井上は、「前回の試合から7ヶ月空いたがやっとの気持ち。グアム合宿を終えてからスパーリングを開始したが、理想の動きができている」と万全をアピールした。残りウェイトは明かさなかったが、順調に落ちていると笑顔を見せた。
英国の時差や気候が気になる
これが2度目の海外でのリングとなる井上だが、17年9月の米国カリフォルニア州での試合の際、計量後に炭水化物の摂取が少なくリカバリーが完璧でなかったと話すと、「その時の反省を踏まえて臨みたい」と語った。今回は日本から米やうどん、餅、蕎麦を持参する。
会見に同席した井上真吾トレーナーは、「相手は若くてスピードがあり反応が良い。自分の中では五分五分だと見ている。食事は問題ないが、英国の気候だけが心配」とロドリゲスの実力と寒さを警戒。その上で「親として心配な面もあるが、ここまできたら試合が楽しみ」と勝利を後押しした。
会見に同席した井上真吾トレーナーは、「相手は若くてスピードがあり反応が良い。自分の中では五分五分だと見ている。食事は問題ないが、英国の気候だけが心配」とロドリゲスの実力と寒さを警戒。その上で「親として心配な面もあるが、ここまできたら試合が楽しみ」と勝利を後押しした。
対応力が問われる試合になる
IBF王者のロドリゲスはここまで20戦全勝(12KO)とアマ仕込みのテクニシャン。「同世代で過去最強の相手。相手は自分の対策をしてくるので、前と同じだとは思わない」と対抗王者の実力を評価したが、「ゴングが鳴ったら緊張感はMAXになるが、その緊張感を楽しみたい。自分は相手が強ければ、実力以上のものを出せると思っている」と王座統一に自信の表情を見せた。井上はジャブと距離感を試合のキーポイントに挙げた。
今は目の前の試合に集中する
4月27日(日本時間28日)に米国ルイジアナ州で行われた、WBSS準決勝はWBA世界バンタム級&WBCダイヤモンド王者のノニト・ドネア(比)が決勝進出を果たした。この試合をテレビ観戦した井上は、「いちボクシングファンとして見ていた。今はロドリゲス戦に集中しているので次のことは勝ってから考えたい」と具体的な感想は口にしなかった。
令和の時代に名を残す
新元号に変わり新たな時代に突入し、井上にはこれまで以上の期待が寄せられるが、「結果、内容だけでなくファンを惹きつける立ち振る舞いもしていかなければならない」とコメント。WBSS優勝を皮切りにさらなるスーパースターへの階段を駆け上る。
会見後には4ラウンドのシャドーボクシングの後、弟でWBC世界同級暫定王者の井上拓真(23)とのマスボクシングを披露。矢のようなジャブで距離を測ると、鋭く踏み込んで右ストレートをボディに伸ばした。2回になると拓真のキレのあるワンツーを冷静にブロックして回避。相手のパンチに右を合わせた。2ラウンドが終了すると報道陣への公開はここまでとなった。
世界中が注目する世紀の一戦まであと15日! 今からゴングが待ち遠しい!
会見後には4ラウンドのシャドーボクシングの後、弟でWBC世界同級暫定王者の井上拓真(23)とのマスボクシングを披露。矢のようなジャブで距離を測ると、鋭く踏み込んで右ストレートをボディに伸ばした。2回になると拓真のキレのあるワンツーを冷静にブロックして回避。相手のパンチに右を合わせた。2ラウンドが終了すると報道陣への公開はここまでとなった。
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