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米国・ルイジアナ州ラファイエットで27日(日本時間28日)に開催されWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準決勝。バンタム級はWBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー&WBC世界同級ダイヤモンド王者ノニト・ドネア(フィリピン)が、緊急代役のWBA同級5位ステファン・ヤング(米国)の挑戦を受け衝撃の結末をみせた。そしてメインイベントは統一戦として地元のWBC世界スーパーライト級ダイヤモンド王者レジス・プログレイス(米国)と、WBA同級王者キリル・レリク(ベラルーシ)が激突。WBSSトーナメントの2階級で決勝進出選手が決まった。
また同日、ラスベガスのチェルシー・シアターでは元IBF(国際ボクシング連盟)同級王者でWBA3位のロバート・イースターJrと、元2階級制覇王者でWBA2位のランセス・バルテレミー(キューバ)による元世界王者対決となる、WBA世界ライト級正規王座決定戦が挙行された。
また同日、ラスベガスのチェルシー・シアターでは元IBF(国際ボクシング連盟)同級王者でWBA3位のロバート・イースターJrと、元2階級制覇王者でWBA2位のランセス・バルテレミー(キューバ)による元世界王者対決となる、WBA世界ライト級正規王座決定戦が挙行された。
ドネア、ワンパンチKOで決勝進出
初回はドネアがプレッシャーをかけ、ヤングはフットワークを使いかわす展開。その後3回には右ストレートをクリーンヒットさせるなど、ドネアの流れで進んだ。すると6回、2分が過ぎた頃にドネアの左フックがヤングを捉えて痛烈に倒すとそのまま試合終了。ドネアが衝撃的なKO劇となる6回2分37秒KO勝利を飾った。試合後のインタビューで5月18日(日本時間19日)に英国・グラスゴーで開催されるもう一つのWBSSバンタム級準決勝の相手としてどちらと対戦したいか、との問いに「両選手ともに素晴らしい選手ですが、私は日本が大好きで尚弥選手を尊敬しています。もし尚弥選手と出来たら素晴らしいと思います。」と想いを語った。ワンパンチKOで決勝進出を決めたドネアの戦績は46戦41勝(27KO)5敗、いきなりの代役出場も結果を残せなかったヤングは23戦18勝(7KO)2敗3分となった。
プログレイス、ダウンを奪いTKO勝利
地元の声援を受けるプログレイスが、初回終了間際に痛烈なボディでレリクからいきなりダウンを奪った。続く2回終了後にレリクがパンチを出してしまうアクシデントがあったものの、その後はプログレイスが圧倒。レリクは鼻血を出しながらなんとか手数を出していくも、プログレイスの左ストレートが何度もヒットする。そして迎えた6回中盤にプログレイスが連打を繰り出すところで、レリクコーナーからタオル投入された。プログレイスが圧勝となる6回1分36秒TKO勝利でWBCダイヤモンドとWBA王座の統一を果たした。5月18日の英国・グラスゴー開催のジョシュ・テイラー(英国)vsイバン・バランチェク(ロシア)の勝者と決勝で戦うプログレイスの戦績は25戦全勝(20KO)、敗れたレリクは26戦23勝(19KO)3敗となった。
イースターvsバルテレミー
WBA世界ライト級正規王座決定戦は低調な試合展開の中、元世界王者同士の対戦はテクニカルな攻防となった。フェイントを仕掛け手数が伸びないままの流れが最後まで続き試合終了のゴング。判定は1-1(115-113、113-115、114-114)の三者三様のドローとなった。試合後、両選手リマッチを臨んだが、会場からはブーイングの声も聞こえていた。イースターの戦績は23戦21勝(14KO)1敗1分、バルテレミーのは30戦27勝(14KO)1敗1分1無効試合となった。