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[試合後談話]2019.4.8

松本亮と中澤奨が復活のリング

 元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者で日本スーパーバンタム級7位の松本亮(25=大橋)が8日に後楽園ホールで開催された「第67回フェニックスバトル」に出場。フェザー級8回戦でカルオス・オビスル(インドネシア)と拳を交えた。これが再起戦となる松本は、初回にボディブローで先制のダウンを奪った。
松本が3度倒して圧勝
 試合は松本が強打を爆発させて圧勝した。初回に左ボディで倒すと立ち上がってきたオビスルに連打から打ち下ろしの右ストレートでダウンを追加。2回にワンツー左ボディでフィニッシュした。
この1勝は大きい
 約1年半ぶりに勝ち名乗りを受けた松本は、「倒してからも攻め急がず冷静に戦うことを心掛けた。相手は打ち終わりを狙ってくるのでディフェンスを意識した。試合まで不安だったが、勝てて良かった。ここまで長かった」と安堵の表情を浮かべると具体的な目標は掲げず、「会長に決められた試合を勝ち続けていきたい。すぐにでも練習を再開する」と拳を握った。
 昨年はWBA世界同級王者のダニエル・ローマン(米)、日本フェザー級6位の佐川遼(三迫)に連敗を喫した松本が復活の狼煙を上げた。
中澤が再起に成功
 元日本ランカーの中澤奨(26=大橋)は59.0kg契約8回戦でインドネシア・スーパーフェザー級4位のジオ・アフリアンド(23)と激突。左を軸に丁寧な試合運びを見せた中澤は、2回に入るとワンツーを再三ヒット。3回に左ボディでくの字にさせると力強いパンチを浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。
ボクシングが楽しい
 3回TKO勝ちを飾った中澤は、「前回の試合で左の重要性を再確認したので、ジャブからやり直した。スパーリングでも左が調子が良かった」と笑顔を見せたが、「右のパンチを力んでしまったので修正していきたい。次はしっかりと倒し切る」と反省するのも忘れなかった。チャンスがもらえるならと前置きした上で「まずは日本ランカーに返り咲きたい」と抱負を口にした。

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