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前WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の木村翔(30=青木)が昨年9月の世界王座陥落から半年ぶりに復帰し、30日に中国・上海で開催された日中交流戦でウィチャー・プライカオ(37=タイ)と空位のOPBF東洋太平洋同級シルバー王座を争った。
この試合は前日計量でプライカオが1.2kgオーバーで失格し、木村が勝利した場合のみ王座獲得が認められる変則マッチとなった。
この試合は前日計量でプライカオが1.2kgオーバーで失格し、木村が勝利した場合のみ王座獲得が認められる変則マッチとなった。
中国・上海普陀体育館
17年7月に上海で五輪2大会金メダリストの鄒市明(ゾウ・シミン)から王座を奪取し、中国で一躍人気アスリートとなった木村は今回、中国側のゲスト選手として招かれ、大歓声の中、赤コーナーから入場した。
中国で世界王者に返り咲くと決意
試合は再起までの間に技術力を強化した木村がガードを高く上げ、左ボディ、ワンツーで72戦60勝(24KO)10敗2分の戦績を誇るプライカオをプッシュ。すると3回に左ボディを軸にしたコンビネーションで3度のダウンを奪いTKO勝ち。再起に成功すると同時にWBOアジアパシフィック、WBO世界王座に続く3本目のベルトを獲得した木村は、勝利者インタビューで「こうして中国のチームに入れてもらい感謝している。中国でまた必ず世界チャンピオンになりたいと思います」とコメントし、多くの中国人から歓声と拍手を受けた。