試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
WBA(世界ボクシング協会)スーパーウェルター級正規タイトルマッチ。王者ブライアン・カルロス・カスターノ(アルゼンチン)vs元WBA世界スーパーウェルター級スーパー王者エリスランディ・ララ(キューバ)の試合が、2日(日本時間3日)米国・ニューヨークのバークレイズ・センターで7,329人の観衆を集め開催された。
セミでは元WBA世界ヘビー級暫定王者のルイス・オルティス(キューバ)が登場。WBO同級12位のクリスティアン・ハマー(ドイツ)を相手にヘビー級10回戦を行った。
セミでは元WBA世界ヘビー級暫定王者のルイス・オルティス(キューバ)が登場。WBO同級12位のクリスティアン・ハマー(ドイツ)を相手にヘビー級10回戦を行った。
三者三様のドロー
試合は序盤、サウスポーのララがいつものスタイルのL字ガードでジャブ、ストレートで距離を作ると、王者のカスターノは圧力をかけて前進。カスターノのプレッシャーでロープに押し込まれる場面があるものの、ララは強打は防ぎ続けた。ララは中盤に少しづつ疲れが表に出てきたカスターノに対しアウトボクシングをみせた。終盤は左を打ち込むララに対し、回復を見せたカスターノが再びボディ攻めを繰り出して挽回し試合終了のゴング。115-113(カスターノ)、115-113(ララ)、114-114の三者三様の判定でドローとなった。キャリア初のドローで3度目の防衛となっカスターノの戦績は16戦15勝(11KO)1分、またもあとわずかかなところで結果を出せなかったララは31戦25勝(!$KO)3敗3分となった。
オルティスは凡戦に
米国初登場のハマーがサウスポーのオルティスに右を狙っていくと、続く2回に連打でオルティスは腰を落としてグローブをキャンバスに着けてしまった。しかし、レフェリーは見落としダウンは宣告されず続行。オルティスは次の回でジャブ、コンビネーションで盛り返した。中盤からオルティスがリングを使って慎重にジャブで試合を組み立てると、ハマーは右を当てようと試みるも捉えきれない展開が続いた。終盤も流れは大きく変わらず盛り上がりの欠ける中で最終回を終えた。判定は3-0(100-90、99-91×2)でオルティスの勝利。無難に再起2戦目を勝利したオルティスの戦績は34戦31勝(26KO)1敗(1KO)2無効試合。ハマーは30戦24勝(14KO)6敗となった。
WBAゴールド王座決定戦
試合直前でWBAゴールド・フェザー級王座決定戦と発表されたWBA同級1位のブライアン・デ・ガルシア(パナマ)vsWBA同級3位のエドゥアルド・ラミレス(メキシコ)の一戦。初回はラミレスの積極的な攻撃に対し反撃をするも、2回は逆にガルシアが攻勢に転じた。中盤はガルシアが右を中心にヒットさせて明確なポイントをあげていく。中盤も手数で上回り優位に進めるガルシアだったが、迎えた9回50秒過ぎにサウスポーのラミレスが右アッパーでガルスアの膝を砕く、追撃し再度右アッパーで腰を落とさせるとレフェリーが試合をストップ。ラミレスの9回2分10秒でTKO勝利となった。WBAゴールドタイトルを獲得するとともに、WBA同級正規王者のシュウ・チャン(中国)への挑戦権も得たラミレスの戦績は27戦22勝(9KO)1敗3分1無効試合、逆転負けを喫したガルシアの戦績は27戦24勝(20KO)2敗1分