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元ヘビー級統一王者タイソン・フューリー(英国)が米国大手プロモーションのトップランク社、スポーツ・ケーブル局のESPNと複数年の契約を交わしたと18日(日本時間19日)各メディアで報道された。英国でフューリーをサポートするクイーンズベリー・プロモーションズとの共同プロモートとなる。
フューリー×クイーンズベリー×トップランク×ESPN
英国ではクイーンズベリー、米国ではトップランク社がフューリーのメインプロモーションとなるこの複数年契約。トップランク社は少なくとも年に2試合は行う予定で、試合の模様はESPNでの放送になると発表した。フューリーも今後は米国での活動に対して大きな意欲を見せている。
フューリーvsワイルダー初戦
フューリーは昨年12月に米国・ロサンゼルスのステイプルズ・センターで、WBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米国)に挑戦。ドラマティックな展開の末に引き分けになると、多くの被写体で昨年度の年間最高試合に選ばれることになった。リマッチの機運が両陣営高まる中、5月18日(日本時間19日)ニューヨークかラスベガスでの開催決定かと伝えられていた。
ワイルダーとの再戦は
また、両選手の再戦は決定間近との予測から、WBCは入札指令を延期したとみられる。しかし、この契約凍結によりリマッチの雲行きが怪しくなってきた。プレミアム・ケーブル局のSHOWTIMEで行われるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)興行に上り続けてきたワイルダーと、これからトップランク社とESPNの用意するリングに上がることになるヒューリーは、放映権での交渉が難航することが必至。今後、世界ヘビー級戦線が米国で新たな火花を散らすことになっていきそうだ。