日本ボクシングコミッションが謝罪

　日本ボクシングコミッションは18日、昨年12月24日に大阪市内の住吉区民センターで開催された東洋太平洋バンタム級王座決定戦でのミスにおける関係者の処分を発表し謝罪した。この試合では通常1分のインターバルが1分16秒、6ラウンドの試合時間が4分と規定の3分をオーバー、さらに6ラウンド終了後のインターバルが2分になるなど多数のミスが重なった。試合は栗原慶太(一力)がストロング小林祐樹(六島)を判定で下し王座に就いた。
 

　処分は、任命責任として浦谷信彰本部事務局長兼関西地区事務局長を厳重注意処分。試合のスーパーバイザー小池幸弘氏を謹慎処分。タイムキーパー越島二朗氏を12月29日よりタイムキーパーライセンスの無期限停止処分とした。
 

    秋山弘志理事長は、日本ボクシングコミッションのホームページ上で、「担当タイムキーパーの単なるタイム計測ミスに止まらず、競技スポーツとしてのプロボクシングの根幹に関わる極めて重大な問題であり、また選手の安全管理上も看過できないものと認識しております。出場選手、関係者、そしてファンの皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしたことを、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。