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日本スーパーライト級9位の大野俊人(22=石川ジム立川)が17日、東京・アリーナ立川立飛で開催された「GENKOTSU.3」のメインイベントに出場。64.0kg契約8回戦で木村文祐(31=JM加古川)と対戦した。地元の期待を背負う強打者の大野だが衝撃の結末を迎えた。
木村が初回で倒した
長身の大野が左アッパーから右ストレートを繰り出すが、木村は無理に打ち合わず右を打ち分ける。この右でテンポよくダメージを与えていくと、タイミングの良い右フックが決まり痛烈なダウンをゲット。ビニー・マーチンレフェリーはノーカウントで試合を止めた。静まり返る会場に木村の雄叫びが響き渡った。
兄に試合直前まで叱咤激励された
番狂わせを演じた木村は、「 正面で向き合うと打ち合いになり分が悪いと思ったので半身になり外から攻めた。相手はホームで期待されているから足を使ってこなかったのではないか。兄のアドバイスのおかげで勝てました」と大きな一勝に声を弾ませた。
左:兄の木村元佑 中央:熟山会長
念願のランキング入りを濃厚とした木村は、「ここを勝たないと次のチャンスはないと思って臨んだ。敵地で戦うのはこれで3回目だが、アウェー感を感じることがなくしっかり戦うことができた」。「全国どこで声がかかっても戦っていきたい」と拳を握った。