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WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級1位のエフゲニー・チュプラコフ(28=ロシア)が25日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。チュプラコフは12月30日(日)に東京・大田区総合体育館で王者の伊藤雅雪(27=伴流)が持つベルトに挑戦する。日本で行われる平成最後の世界戦の舞台に立つチュプラコフは、「私はロシアのファイターなので好戦的に戦う」と不敵な笑みを浮かべた。
試合は当日午後7時からフジテレビ系列で全国生中継される。
試合は当日午後7時からフジテレビ系列で全国生中継される。
左:アンドレイ・ナポリフスキー氏 右:ニコライ・ポポフトレーナー
練習前の会見でニコライ・ポポフトレーナーは、「チャンピオンはベルトを守らないといけないという意識があるが、こちらは失うものがないので心理的に余裕がある。両者とも良いファイターで長所を活かした見応えのある試合になるが、チュプラコフはベルトに対する執着心が強いのでずる賢く戦う。その上で必ず勝つ」と自信を示した。
2ヶ月間の米国合宿をしてきた
6歳でボクシングキャリアをスタートさせたチュプラコフは本人の申告によると、アマチュア時代は150戦120勝の記録を残してプロデビュー。プロではここまで20戦全勝(10KO)と無敗記録を更新、WBO欧州王座、WBOインターコンチネンタル王座を獲得してきた。アマプロ通じてダウン経験が一度もないタフネスが売りだ。
3年前には6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(比)のスパーリングパートナーを務め、大きな経験になったという。チャンピオンの印象を、「若くてスピードのある優れた選手」と語ったが、「作戦は明かせないが、自分たちのプランをこなして、できればノックアウトしたい」と静かに闘志を燃やした。
3年前には6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(比)のスパーリングパートナーを務め、大きな経験になったという。チャンピオンの印象を、「若くてスピードのある優れた選手」と語ったが、「作戦は明かせないが、自分たちのプランをこなして、できればノックアウトしたい」と静かに闘志を燃やした。
手の内を見せなかった
会見後には日本製のグローブをつけてウォーミングアップなしでミット打ちとサンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンドずつ、最後に縄跳びを披露しただけで終了した。軽めに打っている中にも左を軸としたコンビネーションはコンパクトで注意が必要そうだ。
団太路会長
偵察に来ていた伴流ジムの団太路会長は、「イメージしていた通り小さいなと感じた。練習は流していたのでなんとも言えない。本人が気を抜かなければイケると思う」と話すと、同じくチュプラコフの動きを見た岡部大介トレーナーは、「前に出て来てくれたらこちらのジャブが当たると思う。先にパンチを叩いてペースを奪っていきたい」と感想を口にした。
ベルトをロシアに持ち帰る