元東洋太平洋・日本王者が社会貢献で受賞

　元東洋太平洋・日本ミドル級王者の鈴木哲也氏(六島→引退)が会長を務める八尾地区BBS会がこれまでの活動を高く評価され内閣府国務大臣より「チャイルド・ユース サポート賞」を受賞した。鈴木氏は、ボクシング引退後の2013年10月より青少年健全育成、更生保護などを目的に八尾地区BBS会会長に就任し、現在も活動を続けている。
 

　鈴木氏は「自分を成長させてくれたボクシングへの恩返しと、現役時代に応援してくださった皆様への恩返しを社会貢献という形でできないか、と考えて取り組むようになった」と会長就任の経緯を語った。現在、同会のボクシング活動においては215名が登録し、毎週、火曜、水曜、木曜日の午後8時から午後9時半まで練習し随時15名から30名がともに汗を流している。さらに毎週木曜日は練習前のランニング後、ジム周辺のゴミ拾いを行なっている。また、地域の方々と協力して隔週で「こども食堂」も開催している。
 

　受賞に際して鈴木氏は「今回の受賞をきっかけに地域の皆様に『更生保護』『BBS会』という活動について、少しでも御理解をしていただきたい。そして、様々な事情や問題を抱える子供たちにとって、少しでも力になれる会へとさらに成長できるように取り組んでいきたいと考えています」と、喜びとともに今後の抱負についても語った。
 

■八尾地区BBS会
同団体は、非行少年や不登校の子供たちに対してボクシングを取り入れたグループワークによる自己形成支援と居場所支援を行なっている。また、子供たちによる地域の清掃活動や地域で実施されている子供食堂に対する支援も行なっている。

活動への問い合わせは下記まで。
■八尾更生保護サポートセンター
住所:〒581-0003
大阪府八尾市本町2-4-10
八尾市福祉協議会内
電話:072-991-1161