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[試合後会見]2018.12.13

日本ライト級タイトル戦は衝撃の一撃KO!

 日本ライト級王者の吉野修一郎(27=三迫)が13日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで同級10位の小林和優(35=RK蒲田)を迎えて3度目の防衛戦に臨んだ。昨年10月の王座決定戦からここまで圧倒的な強さを見せている吉野がベルトを守ったのか? それともキャリア13年目で大舞台に立ったベテランチャレンジャーが番狂わせを起こしたのか――。
吉野が圧勝した
 挑戦者の小林が打ち終わりに左フックを狙い、吉野がジャブでプレッシャーをかける形でスタート。2回、吉野は圧力を強めて右ストレートを決めると小林はバランスを崩す。ペースを握った吉野は3回に左ボディから右ストレートで追い込むと、最後は前に出てきた小林に左フックを直撃。キャンバスに沈んだ小林を見てレフェリーはノーカウントで試合を止めた。
次はチャンピオンカーニバルをクリアしたい
 圧巻の内容で防衛した吉野は、「ダウンしたことのない打たれ強い選手と聞いていたので、最後はしっかりと仕留めることができたので素直にうれしい。相手に打たせて打ち終わりにカウンターを狙って上手くいった。今日の倒し方は良かったと思う」と納得の表情を見せた。
 会見に同席した三迫貴志会長は、「吉野に必要なのはキャリアなのでベテラン相手にどう戦うのか見たかったのだが、今回が一番良い倒し方だったと思う」と合格点を与えた。 次戦について聞かれると、「4月の予定で防衛戦になると思う。2回目の最強挑戦者を迎えるので内容によっては、さらに上のステージを考えてあげたい」と青写真を描いた。
厳しい結果となった
 一方、今回のタイトル戦が最初で最後と話していた35歳の小林は、控室に戻り「最後は何で倒されたのか記憶にない。悔しいですが結果がすべてなので仕方がない」と肩を落とした。すると柳光和博会長が「いや〜、見事に散ったね。腰が浮いていたのが気になり、チャンピオンもそこを見逃さなかったが、最後は自分の判断で決めて出たんだから良かったのでは。チャンピオンの方が強かったね」と敢えて明るく言葉をかけ、落ち込む小林を救った。
アクセル住吉(関門JAPAN)
 来年のチャンピオンカーニバルで吉野に挑戦する日本同級1位のアクセル住吉(関門JAPAN)は、「まとまりがあってアベレージが高く出来上がっている選手。ただ、僕の方が動きの速さであったりパンチのスピードは勝っていると思った。吉野選手の安定感を崩していきたい。これから体の強さとスキルを上げていく」と感想を口にし、ベルト奪取を誓った。
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