試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
OPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(32=大橋)が3日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.66」のメインイベントでOPBF同級6位の上原拓哉(23=アポロ)を相手に4度目の防衛戦に臨んだ。ここまで7戦全勝(7KO)の清水は、関西のホープを相手に世界をアピールすることができたのか――。
ダイヤモンドレフトが火を噴いた!
サスウポー同士の一戦は、清水がプレスをかけてサークリングする上原にジャブを突き先制。2回、清水は左ストレートを振り抜きダウンを奪うとさらに2度のダウンを追加し圧倒した。3回、清水は慌てることなくじっくり攻めると右フックから左ストレートを炸裂させて試合を終わらせた。
パンチのキレは増している
圧勝でV4を達成した清水は、「初回は慎重に進めたが、ジャブで怯んだのがわかった。体と心を連結させて省エネで攻めることを心掛けた。今回は合格点を挙げられる内容だと思う」と自らの出来に手応えを掴んでいた。試合毎にパワーアップを実感していると語った清水は、「押し負けない体の強さはついたと思う。これからまだまだ伸びていく」と自信を示した。
来年はいよいよ世界へ突き進む!
控室で「素晴らしい出来だった」と手放しで褒め称えた大橋秀行会長は、「最初のイメージとこんなに違う選手は初めて。来年は世界戦一本に絞りたい。チャンスがあるなら次にでもさせたい」とGOサインを出した。
何度も立ち上がったが…
一方、17戦目にして初黒星とキャリア初のダウンを喫した上原は、「気が付いたら倒れていた。立ち上がっても足が地につかなかった」と振り返り、「試合の入りはいつもと同じだったが、距離が予想していた以上に遠かった。相手の距離で倒されてしまった。一枚も二枚も向こうが上だった」とオリンピアンとの力の差を痛感。涙こそ見せたが、果敢に立ち向かった経験はこの先の糧になると前を向いた。
採点表