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フュチュールジムが期待をかける平沼勇介が25日、京都市内のKBSホールで開催された「TO THE FUTURE.24」のメインイベントで元日本ランカーの金井隆明(ロマンサジャパン)とSバンタム級8回戦で激突した。試合は1年半ぶりに復帰した平沼がジャブで先制に成功した。
1年半ぶりの勝利を飾った平沼
ブランクを感じさせない平沼がジャブで組み立て完勝した。開始からジャブをヒットする平沼に対して、打ち終わりに左右のフックを狙った金井。中盤、金井の左ボディが決まり平沼の口が開くが、前進を止めない平沼は単発ながら的確にパンチをヒットした。すると6ラウンド中盤、平沼の左フックをもらった金井がダウン。ダメージが深いと判断したレフェリーが試合を止めた。
現役で頑張ります
試合後、平沼は「1年半ぶりの試合でしたけど、今までで一番緊張しなかったし、調子も良かったです」と会心の笑顔を見せた。「初めてのメインで、僕のレベルではありえないほどの応援をもらって、負けたら海外に逃亡することも考えました」と試合前の重圧も語った。「ブランクを作りましたが、このまま怪我がなければ続けていきたいです」と現役続行を明言した。
平山靖会長
平山靖会長は「アンダーがストレスのたまる試合ばかりだったので、最後は決めてくれて良かった」と安堵の表情を見せた。平沼の今後については「そうですね、次戦はランカーを当てていきます」とその飛躍に期待した。
自分が悪いと金井
一方、悔しい敗戦となった金井は「負けていて言うのもなんですけど、パンチは固かったけど、怖さはなかったです。全て自分が悪いですね、自分が悪い」と悔しさをにじませた。