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[試合後会見]2018.11.19

赤穂亮、Sバンタム級テストマッチの行方は?

 前日本バンタム級王者の赤穂亮(横浜光)が19日、後楽園ホールで開催された「A-sign.Bee.17」のメインイベント、Sバンタム級8回戦に出場し、水谷直人(KG大和)と対戦した。Sバンタム級に転向し2戦目となる赤穂だが、序盤はサウスポー水谷が先手を取った。
赤穂が格の違いを見せた
 まずは水谷がジャブから左を当て上々のスタート。初回は様子見で手を出さなかった赤穂だが、2回から左フックをヒットしエンジンをかける。水谷は強引に前に出る赤穂を上手く捌きながらワンツーをヒット。しかし、赤穂は強烈なボディブローを決め水谷の動きを止めると、6回に右のショートで倒し、再開後も連打でダウンを追加。最後まで勝負を諦めなかった水谷だが陣営からタオルが投入された。
相手はよく頑張ったと思う
 控室に戻った赤穂は、「バッティングに気をつけたが、熱くなってしまった。やりにくいなと思ったが、3〜4ラウンドからボディが効いているのがわかった。6ラウンドが始まる前にセコンドから倒してこいと指示が出たので決めにいった」と冷静に試合を振り返った。
 赤穂はこの試合に向けて兄貴と慕う元WBA世界Sバンタム級王者の下田昭文氏(34)に指導を受け、立ち位置の修正に取り組んだ。日本人との対戦は収穫になったと話し、「一からやり直すつもりでSバンタム級にきた。まだ、実績を残していないので決められた試合を勝ち続けてアピールしていきたい」と抱負を口にした。
悔しさをにじませた
 一方、世界ランカーを相手に奮闘するも敗れた水谷は、「最初は(勢いに)飲まれかけたが、初回が終わってイケるなと思った。パンチは見えていたのにボディが効いた。それがすべてです」と肩を落とした。しかし、水谷は「勝ちにいったので善戦したと言われても納得がいかない。このままでは終われません」と早くも再起を誓った。
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