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今週の海外注目試合は2つの世界戦をセレクト。11月3日(日本時間4日)英国・グラスゴーで行われるWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級トーナメント最後の準々決勝。ライアン・バーネット(英国)が保持するWBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパータイトルと、空位のWBC(世界ボクシング評議会)同級ダイヤモンド王座をかけ、元世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(比国/米)と対戦。そして同日に米国・テキサス州エルパソで行われるWBC世界Sフェザー級タイトルマッチ、王者のミゲル・ベルチェル(メキシコ)がWBC同級1位のミゲル・ローマン(メキシコ)を相手にV4戦を行う。
バーネットvsドネア
バーネットのWBAバンタム級スーパー王座2度目の防衛戦に加え、空位のWBC同級ダイヤモンドタイトルもかけられることになったWBSS準々決勝。ドネアにとってバンタム級での試合は約7年ぶり。11年10月のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)を相手にWBC・WBO(世界ボクシング機構)同級タイトル初防衛戦以来だ。気になるのは24日(日本時間25日)WBSSが元IBF世界同級王者のポール・バトラー(英国)を、バンタム級のリザーブファイターとして発表したこと。そのバトラーはバーネットvsドネアの前座でヨアン・ボワイヨ(フランス)と対戦する。一部ではIBF同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の怪我による、またはドネアが体重を作れなかった時のための代役では、と言われている。
ベルチェルvsローマン
ベルチェルvsローマンのメキシコ人対決となったWBC世界Sフェザー級タイトルマッチは、米国とメキシコの国境の街エルパソで行われる。米国では有料ストリーミング放送のESPN+がライブ放送、メキシコではアステカとテレビサの2二大地上波テレビで放送される見込みだ。王者ベルチェルは昨年1月にフランシスコ・バルガス(メキシコ)から11RTKO勝利で同タイトルを獲得。同年7月に元WBC同級王者の三浦隆司(帝拳→引退)を判定で下しV1。その後2度の防衛を重ねた。対するローマンは昨年1月に三浦とWBC同級王座挑戦者決定戦で敗れているが、その後4連勝で指名挑戦のチャンスを掴んだ。