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米国・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)シアターで27日(日本時間28日)開催されたIBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王座決定戦。元WBA(世界ボクシング協会)ミドル級正規王者で現IBF同級3位のダニエル・ジェイコブス(米国)と、IBF同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ロシア)が激突した。元世界ミドル級統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が返上した王座の行方はいかに。また、セミのWBA世界Sフェザー級正規タイトルマッチは、王者アルベルト・マチャド(プエルトリコ)が、挑戦者WBA同級10位のユアンデル・エバンス(米国)相手に衝撃の結末を見せた。
ジェイコブスが2-1で王座返り咲き
元同門のジェイコブスとデレイビャンチェンコ。両者のトレーナーを務めていたアンドレ・ロジアー氏はジェイコブスのコーナーにつく決断をし、試合が決定したこの一戦。試合は初回から大きく動いた。初回残り20秒ほどでロープに追い込んだジェイコブスが右フックでダウンを奪う。2回からはダメージを感じさせないデレイビャンチェンコが右を打ち込み、対するジェイコブスはスイッチをみせ対抗。中盤まで距離をとるジェイコブス、詰めるデレイビャンチェンコの形で激しい攻防戦が繰り広げられていった。終盤には互いに激しい打ち合いをみせMSGシアターに集まった観客は大歓声、最終回も最後まで激しい打撃戦となった。ジャッジの判定は2者がジェイコブス(115-112×2)1者がデレイビャンチェンコ(114-113)という僅差で元世界王者のジェイコブスが地元ニューヨークで世界王座返り咲きとなった。ジェイコブスの戦績は37戦35勝29KO2敗、奮闘をみせるも初敗北を喫したデレイビャンチェンコは13戦12勝10KO1敗としている。
王者マチャドが3度倒し初回KO勝利!
WBA世界Sフェザー級タイトルマッチは、サウスポーのマチャドが開始1分を過ぎたところで左ストレートを顎に直撃させ最初のダウンをゲット。その後、立ち上がる挑戦者に対しラッシュを仕掛け再び倒した。再び立ち上がったエバンスだったが、さらに猛攻を受け3度目のダウンと同時にレフェリーが即ストップ。初回2分25秒でマチャドが2度目の防衛を果たした。全勝をキープした王者マチャドの戦績は21戦全勝17KO、世界初挑戦で結果を出せなかったエバンスは22戦20勝14KO2敗となった。